Books

Google Seoのメディア論 検索エンジン・アルゴリズムの変容を追う

宇田川敦史

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784787235541
ISBN 10 : 4787235540
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan

Content Description

検索エンジン・グーグルというメディアはどのように日常化し、その介在が意識されないインフラへと変容したのか。現代のデジタル・プラットフォームの権力構造を再考する書。

検索結果のランキング、すなわちキーワードに対するウェブページの並び順は、「アルゴリズム」によって決められている。このアルゴリズムは「ブラックボックス」だと表象され批判の対象にされてきた。しかしこの「ブラックボックス」とは一体何を指し示しているのか、そしてその批判に通底する「プラットフォーム悪者説」ははたして妥当なのか。

本書では、グーグルのランキング・アルゴリズムがどのように変容してきたのか、ウェブの「送り手」の語りと、それに対するグーグルの反応に着目してその過程を明らかにする。具体的には、1990年代から2020年までのSEO(検索エンジン最適化)を中心とした送り手の活動における言説の歴史を分析することで、アルゴリズムを構築する様々なアクターとその権力構造を検証する。

デジタル・プラットフォームの設計・運営に実務家として携わった著者が、インフラ化した検索エンジンの歴史的・社会的な構築のプロセスを、メディア論の視座から学際的に捉えなおす刺激的な試み。

【目次】
はじめに
第1章 検索エンジンの日常化を問う
第2章 プラットフォームとは何か
第3章 検索エンジン・アルゴリズムの確立――SEO前史(一九九三―二〇〇五年)
第4章 SEOによるアルゴリズム変容の全体像――二〇〇六年から二〇年までの通時的分析
第5章 並列するSEO――複数検索エンジンへの対応(二〇〇六―一〇年)
第6章 中心化するSEO――グーグルによる秩序化(二〇一一―一四年)
第7章 脱中心化するSEO――モバイルによる秩序の揺らぎ(二〇一五―二〇年)
第8章 検索エンジン・アルゴリズムの「権力」を問い直す
あとがき

【著者紹介】
宇田川敦史 : 1977年、東京都生まれ。武蔵大学社会学部メディア社会学科准教授。東京大学大学院学際情報学府博士後期課程修了。博士(学際情報学)。京都大学総合人間学部卒。複数のIT企業でウェブ開発、デジタル・マーケティング、SEO、UXデザインなどに従事したのち現職。専攻はメディア論、メディア・リテラシー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Go Extreme

    検索エンジン アルゴリズムの変容 プラットフォームはインフラ コミュニケーションの媒介 ランキングによる管理 制御 アルゴリズムのブラックボックス化 SEO前史 Web黎明期 サーフィンからサーチへ ロボット型検索エンジン ウェブディレクトリ Yahoo ポータルサイト インターネットの門 裁き手としてのGoogle ホワイトハット 正当なSEO ブラックハット 不正なSEO 低品質コンテンツ排除 計算論的選択と意味論的選択 プロンプトエンジニアリング モバイルファーストインデックス アルゴリズムの権力

  • ゼロ投資大学

    SEOはGoogleを攻略することと同義である。Googleは「Googleが掲げる10の事実」という考え方を発信しており、ユーザーファーストのコンテンツ作りを応援している。多くの人が扱うデバイスがスマートフォンに移行したこともあり、モバイルファーストも押さえておきたいポイントである。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items