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宇沢弘文 傑作論文全ファイル

宇沢弘文

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492314869
ISBN 10 : 4492314865
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

経済・社会のあらゆる問題に取り組んだ哲人経済学者が、生涯をかけて伝えたかったこと。ノーベル経済学賞受賞者J・E・スティグリッツ教授と恩師・宇沢教授との交流が明かされる追悼講演も収録。

目次 : 第1部 社会的共通資本への軌跡/ 第2部 『自動車の社会的費用』を著す/ 第3部 近代経済学の限界と社会的共通資本/ 第4部 環境と社会的共通資本/ 第5部 医療と社会的共通資本/ 第6部 教育と社会的共通資本/ 第7部 農村とコモンズ/ 第8部 未来への提案、これからの経済学

【著者紹介】
宇沢弘文 : 1928‐2014年。東京大学理学部数学科卒業、同大学院に進み、特別研究生。1956年スタンフォード大学に移り、同大学経済学部助教授、カリフォルニア大学助教授を経て、シカゴ大学教授。1969年東京大学経済学部教授。その後、新潟大学教授、中央大学教授、2003‐2009年同志社大学社会的共通資本研究センター長等を歴任。1997年文化勲章受章。専門は数理経済学。著書『自動車の社会的費用』(岩波新書、1974年)が当時のクルマ社会に衝撃を与えるなど、現実の経済問題にも精力的に取り組み、水俣病や成田空港問題の解決に力を尽くした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    宇沢先生の著作は岩波新書やその他の著作集で結構読んできましたが、ここにはそのエッセンスとなる論文集が収められています。ご自分のパソコンにあった2000の文章から34編の論文を選んで収めています。最初には親交のあったスティグリッツ教授の追悼講演も収められています。宇沢先生の想いをうまくまとめられていて幾度も読みかえすことになりそうです。

  • ジョンノレン

    卓越した数学的能力に加え自然と人間の尊厳に対する強烈な倫理観がその精神の土台にある、日本人としては稀有な世界的経済学者の滋味深い論文集。新古典派理論の「(利潤追求に何ら社会的倫理的制約なしに)完全競争的な市場を通じた資源配分で最効率配分が実現」との命題が諸悪の根源というのが基本的主張。帰国後の水俣病等の公害問題に対する問題提起対し、当時の東大経済学部同僚達の冷淡な発言も紹介、悪寒走る。これを機に構築した「社会的共通資本」については地方自治ベースで氏を中心に試行の機会が与えられていればと残念に思うばかり。

  • Francis

    ノーベル経済学賞間違いなしと言われたこともある日本の優れた経済学者宇沢弘文先生の主要論文集。序文が宇沢先生に教えを受けた米国の優れた経済学者ジョセフ・スティグリッツ教授。自動車の社会的費用、地球温暖化問題、日本の教育制度の問題、コモンズや農業問題・・・など宇沢先生が全力を挙げて取り組んだ経済学の諸問題の論文を読むことが出来る。宇沢先生の視点が時代の先を読んでいたことが良く理解できる。残念ながら先生の志を継ぐ者は日本では育たず、米国のスティグリッツ教授らだったのが残念。

  • Hiroki Nishizumi

    素晴らしいの一言。無論宇沢弘文記述の内容も素晴らしいが、これを読んだら宇沢弘文のファンになってしまうだろうという論文構成の秀逸さに更に驚く。何度でも読み返したくなる珠玉の一冊だ。

  • Masai

    社会的共有資本に関する概念に賛同したい。少し拡大解釈かもしれないですが、空気や道路など、社会的共有資本の利用に関する取り決めは、ミルトンフリードマン以降市場原理主義の展開に従い、資本主義が発展してきたが、どうやらブレーキがかかっている。資本主義の次のドグマに先例が見られるか確認したい気持ちですね

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