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農はいのちをつなぐ 岩波ジュニア新書

宇根豊

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784005009787
ISBN 10 : 4005009786
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
宇根豊 ,  

Content Description

田植えが終わると田んぼには、生きものたちが集まってきます。カエル、トンボ、ゲンゴロウ等々。田んぼは、私たち人間も含めたいのちの交差点です。そんな多くの「いのち」を支える農の営みとは何かを、環境稲作を提唱してきた著者と共に考えます。現代の農が抱える問題、人間の果たすべき役割に気づかされる一冊。

目次 : はじめに 不思議なこと/ 1章 生きもの同士が出会う不思議、そして始まる/ 2章 そうか、食べものは生きものだったんだ/ 3章 いのちといのちをつなぐ田んぼ/ 4章 食材=食べ物≠生きもの?/ 5章 農は過去と未来、そしていのちをつなぐ/ おわりに いのちをつなぐ

【著者紹介】
宇根豊 : 1950年長崎県島原市生まれ(旧姓、永藤)。九州大学大学院博士課程修了。農学博士。1978年に福岡県農業改良普及員として、「虫見板」を普及し「減農薬運動」を提唱。「減農薬」という言葉は全国に広がった。「ただの虫」を発見・命名し、農の世界の生物多様性の扉を開いた。1989年に百姓となる。2000年に福岡県庁を退職し、NPO法人「農と自然の研究所」を設立。「田んぼの生きもの調査」を広げ、「生きもの指標」と「田んぼの生きもの全種リスト」を完成させた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 朗読者

    減農薬運動を提唱された宇根豊さんの本。虫やカエルや鳥や地中微生物や草花などの自然と共生しながらやっていく「農」と「農業(農の産業部分)」を優しく説いている。宇根さんは害虫でも益虫でもない「ただの虫」の発見者であり、無闇に殺生しないことを当然と考えている。子どもの頃、田んぼで色々な虫を捕まえたり、田植えや稲刈りを手伝ったりしたことを思い出しました。ドイツの補助金制度が、草刈り実施面積ではなく、草花が何種類以上確認できて生物多様性を持続した「結果」を指標にしているのは流石と思いました。日本は後れていますね。

  • joyjoy

    毎年毎年、季節が巡って、その時々の生きものとまた出会えるってことが、当たり前のことではなくなってきているのかも、と皆が気づき始めているはず。食べることも「農」の一部。農の、食の、いのちを奪うという宿命を、いのちをつなげていくことで克服していくためにも、生きものとのつながりとしての農を、その一部としての食を、もっと重視すること。

  • kamekichi29

    農についての啓蒙書、のような感じでしょうか。 食べ物は命をいただくもの。農はいろいろな命を育てる。 農業は農をやる産業。百姓は農をやることによって、たくさんの命をつないでいる。

  • 明るい表通りで🎶

    著者と同じく、稲作をする身。共感するところが多々ありました。タイトル『農はいのちをつなぐ』、田んぼのなかでくりひろがる生きものたちの目線になり、分かりやすい語り口で、農の大切さを展開していました。他の産業とは、根本的に違う農業。ヨーロッパのような「環境支払い」を考え、百姓を支える案に賛成します。

  • 志村琴音

    「農」と「農業」は全くの別物であって、前者の方にどのような意識を配れば良いのか、生き物や自然が大好きな著者が熱く語っている一冊。 読んでいてとても楽しかった。

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