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世界史で学べ!間違いだらけの民主主義

宇山卓栄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784761271626
ISBN 10 : 4761271620
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2016
Japan

Content Description

民主主義が何たるかを知らずして、選挙にはいけない。あなたの知らない民主主義の正体は、歴史が暴く!「世界史×民主主義」10のテーマで、民主主義の本質が見えてくる!

目次 : 1 「政治」と民主主義―世界史でわかる民主主義/ 2 「主権」と民主主義―国民が主人公というまやかし/ 3 「民衆」と民主主義―民衆には国家を統治する能力はない!?/ 4 「戦争」と民主主義―リンカーンとビスマルク/ 5 「日本」と民主主義―日本人に民主主義はムリなのか/ 6 「独裁」と民主主義―独裁政治は最も民主主義的!?/ 7 「豊かさ」と民主主義―食えなければ、民主主義は成立しない/ 8 「格差」と民主主義―民主主義を追求すれば、社会主義になる!?/ 9 「官僚」と民主主義―統治するのは誰か/ 10 「宗教」と民主主義―民主主義の設計者たちの苦悩

【著者紹介】
宇山卓栄 : 1975年、大阪生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。著作家。代々木ゼミナールで世界史の教鞭を執る。2015年、自民党から大阪府議会議員選挙に出馬するも、次点落選。民主主義の選挙に出て実感したことをテーマとし、執筆活動を行う傍ら、テレビやラジオにも多数出演。歴史をベースとした視点から、時事問題や国際情勢を解説する切り口には定評がある。個人投資家として新興国の株式・債券に投資し、世界各国を旅する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kentaro

    日本の民主主義は、明治時代のエリート政治を「原型」とする。当時、列強のアジア進出に日本も晒され、一歩間違えれば、植民地にされてもおかしくない状況だった。列強との対峙の中、日本の政治はこれ以上ない緊張感を持って運営されていた。難しい政治判断を政治エリートたちが担い、国民は、それを節度を持って見守っていた。明治・大正時代の日本国民のほとんどは選挙権を与えられていない。しかし、国民は政治エリートたちを信頼していた。この時代の政治家たちには、国民が自分たちの運命を託すに足りる器量というものがあった。

  • hk

    「民主主義とは何か?」という問いがあると議論百出となり収拾不能となりがちだ。一方で、「民主主義の目的とは何か?」という問いであれば、「民衆をみな豊かにすること」が模範解答だというコンセンサスがある程度得られている。そして近代において民衆を豊かにするため、まず認められたのが「所有権」である。法と治安維持機構の整備によって、他人の財産を収奪する行為には厳罰が下されるようになり、私有財産は不可侵となった。これによって商工活動が豊かになり民衆が万遍なく豊かになったかと言われればそうでもない。というのも、近代資本

  • 湯一郎(ゆいちろ)

    民主主義の基本をおさらいするのに便利。そもそも民主主義は「分かち合うための仕組み」なので所有権が重要。所有権の重要性を強く訴えたナポレオン法典は当時画期的だった。富の偏在を許容するという意味では、自由主義とファシズムは同じ枠に入る。近代民主主義といえばフランス革命のイメージだったけど、そういえばイギリスの方が先をいってた。などなど、勉強になる。

  • このこねこ@年間500冊の乱読家

    ⭐⭐⭐⭐ 日本と世界における民主主義の歴史を述べた一冊。 非常に勉強になり、かつ面白く読ませていただきました。 行き過ぎればヒトラーを生み出すし、放置し過ぎれば今の日本のようになる。 民主主義って難しい!!とあらためて思いました。

  • オルテガのいう「民衆」とはいわゆる一般市民を指していると思っていたが、階層ではなく資質によって「少数者」と「大衆」を分けているらしい。有権者が押し付ける凡庸に為政者が乗っかる事態は、前世紀から危惧されていた。そうなると、「エリートっぽくないから好感が持てる!」という安易な考えは、到底できなくなる。

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