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この恋は世界でいちばん美しい雨

宇山佳佑

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087711684
ISBN 10 : 4087711684
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2018
Japan

Content Description

彼女の笑顔を想うと、時々、涙がこぼれそうになる。
この幸せが、この恋が、ずっとずっと続いてほしい。そう思っていたのに――。

駆け出しの建築家・誠と、カフェで働く日菜。雨がきっかけで恋に落ちた二人は、鎌倉の海辺の街で愛にあふれた同棲生活を送っている。家族のいない日菜に「夢の家」を建ててあげたい、そのために建築家として名を上げたいと願う誠だったが、ある雨の日、日菜と一緒にバイク事故で瀕死の重傷を負ってしまう。
目を覚ました彼らの前に、“案内人”と名乗る喪服姿の男女が現れる。
そして誠と日菜は、二人合わせて二十年の余命を授かり、生き返ることに。
しかしそれは、互いの命を奪い合うという、あまりにも苛酷で切ない日々のはじまりだった――。

この恋の結末に、涙せずにはいられない。
『桜のような僕の恋人』の著者が贈る、胸打つ長編小説。


●著者プロフィール
宇山佳佑(うやま・けいすけ)
1983年生まれ。神奈川県出身。脚本家、作家。ドラマ『スイッチガール!!』『主に泣いてます』『信長協奏曲』などの脚本を執筆。著書に『ガールズ・ステップ』『今夜、ロマンス劇場で』『桜のような僕の恋人』『君にささやかな奇蹟を』がある。


【著者紹介】
宇山佳佑 : 1983年生まれ。神奈川県出身。脚本家、作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • テンちゃん

    『宇山佳佑様、君は男女の真実の愛の証明を「ライフシェアリング」という形で実行することで心にある全てをさらけ出し表現する事で見えてくるという発想を私に伝えた』⇒『もちろんそんな魔法の様なことは出来ないし、ある意味残酷な方法だと思った』(;>_<;)『私事ではあるが、母が32歳の若さで呼吸が出来ず「胸が苦しい」と食卓で倒れた時、父が「死ぬな!私の命を半分あげるから死なせないでくれ!」と天を仰ぎ泣きながら人工呼吸をしていた姿を今でも覚えている』⇒『いざとなった時、父がどんな想いでお互い付き合って結婚⇒2ページへ

  • kanegon69@凍結中

    プロローグからまさかの展開。ここからいったいどういう話にもってくるのかと思いきや、とてもファンタジックな設定でした。ただしロマンティックと言うよりなかなかシビアです。恋する相手ももちろん大切だが、誰しも自分が一番可愛いものかもしれない。命がけの恋なんて使い古されている言葉かもしれないが、いざとい時に本当に自己犠牲を払えるだろうか。そもそも愛とは、人生を生きる意味とは何だろうかと考えさせられる。とても柔なかなか文章で綴る究極に切ないラブストーリー。あのお天気雨はどこかで貴方を想って流している涙かもしれない。

  • ウッディ

    バイク事故で亡くなった日菜と誠は、奇跡によって2人で20年という余命をシェアリングすることになる。相手の幸せが自分の喜びであった愛する2人にとって、相手が幸せを感じると自分の余命が奪われるというルールが重くのしかかる。「雨は誰かが自分を想って流した涙」「雨の日には優しくしてあげるのが仲良しのこつ」など、気恥ずかしいフレーズ、前半のバカップルエピソードや設定自体の無理やり感は気になったが、こんなルールで生きることに比べて、何も迷うことなく、好きな人を喜ばさせることが出来るって、なんて簡単なんだろうと思った。

  • nana

    ステキなお話だけど、泣けなかった。ライフシェアリングという状況が現実離れしているからかな?いまいち感情移入できず。 ただただ、今ある日常は有難いもので、日々過ごせることを幸せだと感じることができた。周りの人、家族、友達を大事にしたい。

  • いこ

    「お亡くなりになった方には特典があるんです。一度だけ、現世に雨を降らすことができます。雨って、誰かが大切な人を想って降らす恋の涙なんですよ」どおりで。父の時も祖母の時も、夜半から雨になったなぁ、なんて読書中につい自分のことを思い出す。雨をきっかけに交際していた誠と日菜は、冒頭であっけなく死んでしまう。そこへ天からの案内人が現れ、奇跡として「二人に20年の命を提供する」と告げる。「一人につき10年」ではなく「二人に20年」これが意味することとは?二人の健気さに何度も涙があふれてしまい、止められなくなった。

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