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気候崩壊 次世代とともに考える 岩波ブックレット

宇佐美誠

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784002710471
ISBN 10 : 4002710475
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「気候崩壊」は防げるか?世界でいま何が起こっている?今後は何が起こる?本当の原因は?世代や国を超えたルールとは?若者とともに気候変動のいまを学び、私たちの倫理まで踏み込んで議論する。渋谷教育学園渋谷中学高等学校での特別講義をもとに、中高生の生の意見も多数収録。大人世代にも手にとってほしい一冊。

目次 : 1時間目 気候崩壊とは何か(気候危機の時代/ グローバルな問題としての気候変動/ 気候変動の原因とメカニズム/ 近未来の地球/ 気候崩壊と向きあうために/ 質疑応答)/ 2時間目 気候正義を考える(正義とは?気候正義とは?/ 排出権をどう分配するか/ 将来世代をなぜ配慮するべきか/ 誰に責任があるか/ 企業の役割/ 社会は変われるか/ 質疑応答)/ 授業を振り返って―生徒のフィードバックミーティング

【著者紹介】
宇佐美誠 : 名古屋大学法学部卒業、同大学大学院法学研究科博士課程(前期)修了。法士(法学)。ハーバード大学哲学部客員研究員・中京大学法学部教授・東京工業大学大学院社会理工学研究科教授等を経て、京都大学大学院地球環境学堂教授。専門は法哲学・政治哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

    「気候変動」ではなくて「気候崩壊」というタイトルが衝撃的。実際、英国のガーディアン紙では今は「気候崩壊」という言葉を使っているそうだ。副題の「次世代と共に考える」の通り、渋谷教育学園の中高生に対して行った二回の講義をまとめたもの。一回目が「気候崩壊」、二回目が「気候正義」に関するもの。気候正義とは耳慣れない言葉だが、気候変動の影響や、負担、利益を公平・公正に共有しよういう人権的な視点のこと。講義後の生徒達との質疑応答も興味深い。下手な大人より彼らの視点の方が鋭く、良く考えている。★★★★

  • ブック

    薄い本なのですぐ読めるが内容は深い。日本では地球温暖化が起きているかどうかや、その原因については諸説ある、と思っている人が多いが、気候科学者の中では諸説はない。温暖化は起きており、その原因は人間の活動だと今や断定されている。そこがいちばん大きい。皆が知れば事態は大きく前進するが、とにかく知ろうとしない大人たちの在り方に問題の本質を見る思いだ。気候正義の対話から、日本の若者たちの冷めた状況も把握できる。日本は教育の根っこから作り直さないと、これからの気候危機社会を変えていける人材が不足するだろう。

  • なおた

    20世紀には「気候変動」が語られていたが、この本のタイトルが「気候崩壊」だというところに、21世紀の現実を感じた気がした。書かれている内容が、けっこう衝撃的だった。2012年には2億人が35度以上の気温を経験しているのが、2050年には、16億人が、それを経験するという。温暖化は水不足、食糧不足、人口移動などを生み出す。シリア難問の問題を気候変動による原因を指摘しているところは正しい。日本で0m地帯に暮らしている人口は100万人を超える...海面上昇にどう対処するのか?などなど。多くの人に知って欲しい。

  • りょう

    あるオンライン意見交換会で紹介されていた本。気候変動について、問題意識はあるけど、、、という人間だったので、入門書として勉強なりました。これからも意識して勉強するとともに、自分でもちょっとしたことから変えていきたいと思います。

  • Em

    「大量消費社会にいきているのに、環境問題について語る、呼びかけるって、どこか裏切り・偽善的に思える」(意訳)という生徒さんの気持ち、すごく理解できた。日々、自分が生きるのに必死だし。新聞がきっかけでカーボンゼロの正しい意味と取り組みを知り、23になって初めてちゃんと気候崩壊を勉強しようと思った。気候、環境の問題が難民問題や人権侵害の原因になること、それらは決して私に無関係でないこと覚えておこう。個々の小さすぎる動きでなく企業と政府を動かすシステムの構築…難しいなあ。私は現実をちゃんと伝える人になりたい

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