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パチンコ利権 -瀕死の業界に未来はあるのか?-

宇佐美典也

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784847097621
ISBN 10 : 4847097629
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「この本ではさんざんパチンコ業界の問題点を指摘していくことになるわけだが、私としてはなんとかパチンコ業界の方々に、ユーザーにとっても業界にとっても持続可能な21世紀のビジネスのあり方を見つけてほしいと外部者ながら願っており、この本が彼らにとって何らかのヒントを与えられるものになれば誠に幸いである」(著者より)
序章 私とパチスロの出会い 〜AT機、ST機が生んだ破滅への道
第1章 パチンコ利権の構造 〜三点方式をめぐるヤクザ、そして警察との関係
第2章 パチンコと在日と北朝鮮 〜朝鮮総連の暗躍と日本人の誤解
第3章 パチンコ業界の病理 〜カジノ法案とギャンブル依存症
第4章 数字から見るパチンコ業界の凋落 〜大逆風に見舞われた21世紀
第5章 パチンコ業界はこれからどうすべきか 〜グレー産業≠ゥらの脱却を提言

【著者紹介】
宇佐美典也 : 作家/コンサルタント/元経済産業省官僚。1981年生まれ。東京大学経済学部卒業後、経済産業省に入省。企業立地促進政策、農商工連携政策、技術関連法制の見直しを担当したのち、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)にて電機・IT分野の国家プロジェクトの立案およびマネジメントを担当。2012年9月に経済産業省を退職。再生可能エネルギー分野や半導体分野のコンサルティングを展開。近年では官民を交えた動きで「ギャンブル依存症対策」にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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パチンコ愛好家の著者が語る、パチンコ業界...

投稿日:2021/06/12 (土)

パチンコ愛好家の著者が語る、パチンコ業界の全容とそこから見える業界の将来が本書である。パチンコ業界とつかず離れずの警察、直接的には違法ではないものの誰がどう見ても賭博にしかみえない三点式、朝鮮人と業界の関係にパチンコ依存症に対する業界の取り組み等これを読むと業界のすべてが分かる面白い一冊。

DJもちお さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • えちぜんや よーた

    大阪府に住む人間として興味深い内容だった。2019年4月7日(日)に行われた大阪府統一地方選挙で「大阪にカジノを作るのはなぁ」と逡巡する方は多かったような気がしたが、実はIR整備法(特定複合観光施設区域整備法=カジノ法)のことをよく知らなかったのでは(自分もその一人だが)?「実質ギャンブル」のパチンコと比較することでカジノの基本的な立ち位置が理解できたような気がする。カジノを作ることに賛否両論はあると思うが、大阪府民・大阪市民として選挙権を行使できる方は一度目を通しておいたほうが良いと思う。

  • おかむら

    パチンコ屋さんにほぼ行ったことない人向けにパチンコの歴史、景品をお金に変える(三店方式)カラクリ、ヤクザや北朝鮮との関わり、警察と業界の深いつながり、ギャンブル依存症対策、IR法成立後の懸念、スマホゲームで若者離れ、等々、業界の75年余りの栄枯盛衰がサクサクと学べます。面白かったー。著者は経産省の元官僚でパチンコ好きでもあるので、業界の闇を暴きつつもパチンコ愛が感じられるのが良いわ。この先の業界生残りのために、過去の名機というアーカイブの活用って案はとてもいいと思うな! 

  • hk

    「ヤクザによるタバコなど景品買い付けがパチンコのギャンブル化と三店方式の端緒」「景品卸売業者というギャンブル逃れの方便」「職業差別された在日朝鮮人は、斜陽パチンコ業に止む無く残留」「90年のプリペイドカード導入は北朝鮮への資金流出掣肘が目的。この時カード強制の見返りとして、射幸心を刺激する機種を認めたのが依存症多発の元凶」「10年・消費者金融の総量規制とスマホゲームの普及が若者のパチンコ離れを加速」「ユーザー数の減少を客単価で穴埋めするためギャンブル性を高めていった」などパチンコにまつわる知見を得られた。

  • 西澤 隆

    中央官庁出身の評論家の話は、こういった実話系週刊誌ネタでもすべて陰謀論や利権話だけにならず、ちゃんと仕組みや経緯が語られるのがいい。パチンコ・パチスロ依存症についてのライフワーク的関わりのこと。台の規制変化とカジノなどIR関連法案との整合性。台メーカーからホール、ユーザーまでの流れが一気通貫で監督・規制されていないことの不備。昨年春の緊急事態宣言でも、屋内遊戯施設で最も換気性能に優れ一箇所のクラスタも出していないのに皆に「休んで当然」と叩かれた業界への風当たりにどう向き合うか。叩くだけではない愛を感じます

  • シノウ

    パチンコユーザーの視点が多かった。パチンコは、景品がもらえる牧歌的な遊戯から始まり、ゲームの効率化の果てに、自分では処理しきれない景品量となった。その景品にヤクザが目をつけ、換金ルートが発明され、ヤクザ対策で警察が乗り込んだ換金システムが生まれる。朝鮮人が多いのは、参入障壁が低かったことと、ブームによる浮き沈みが激しく日本人の参入者は他の事業に移ったが、朝鮮人は就職差別があったため業界に残らざるを得なかったこと。などが説明されていて勉強になった。

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