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超怖い物件 講談社文庫

宇佐美まこと

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065288429
ISBN 10 : 4065288428
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan

Content Description

古民家を買った男が不審に思う氷室の存在(宇佐美まこと「氷室」)。三ヵ月前に自殺した妹の部屋がいつしか復元されている謎(神永学「妹の部屋」)。家の真ん中にある、不気味な座敷牢の利用法(黒木あるじ「牢家」)。当代の人気作家たちが、貴重な体験や稀有な想像力で描いた物件怪談小説集。

【著者紹介】
平山夢明 : 1961年神奈川県生まれ。1994年『異常快楽殺人』でデビュー。2006年「独白するユニバーサル横メルカトル」で日本推理作家協会賞を、2010年に『ダイナー』で日本冒険小説協会賞を受賞

宇佐美まこと : 1957年愛媛県生まれ。2006年「るんびにの子供」で『幽』怪談文学賞大賞を受賞しデビュー。2017年『愚者の毒』で日本推理作家協会賞を受賞

大島てる : 不動産の事故物件の情報提供をしている企業および事故物件情報WEBサイト、管理人の名称。日本全国および外国の殺人事件、自殺、火災などの事件や事故で死亡者の出た物件を無料公開している

福沢徹三 : 1962年福岡県生まれ。2008年『すじぼり』で大藪春彦賞を受賞

糸柳寿昭 : 怪談社所属の怪談師。語り手以外にもイベントや番組の構成・演出も担当

花房観音 : 兵庫県生まれ。2010年『花祀り』で団鬼六賞大賞を受賞しデビュー

神永学 : 山梨県生まれ。2004年『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』でデビュー

澤村伊智 : 大阪府生まれ。2015年『ぼぎわんが、来る』でニホンホラー小説大賞を受賞しデビュー

黒木あるじ : 青森県生まれ。2009年「おまもり」でビーケーワン怪談大賞佳作を、「ささやき」で『幽』怪談実話コンテストブンまわし賞を受賞し、2010年『怪談実話 震』でデビュー

郷内心瞳 : 宮城県生まれ。拝み屋、作家。2013年「調伏」「お不動さん」で『幽』怪談実話コンテストで大賞を受賞

芦花公園 : 東京都生まれ。カクヨムに投稿した作品のうちの一篇である「ほねがらみ―某所怪談レポート」が話題となり、『ほねがらみ』として書籍化され、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みっちゃん

    怖っ!恐っ!現代のネット絡みのものから、古えからの因習に纏わるものまでバラエティーに富みながら、どの物件も1秒だっていたくない、絶対近寄りたくない!ぞくっ、と鳥肌のオチ、ミステリーとしても一級品の宇佐美まこと『氷室』も良かったが、やはり最終話、大御所平山夢明『ろろるいの家』「穢れた土地」に建つ一軒家で家族に降りかかる恐怖、でも最後まで辻褄の合わないわけのわからなさ、ラスト、投稿者との電話が最恐「おまえが書いておまえが読ませてバラ撒け」どうしよう、読んじゃったですけど…

  • yukaring

    引き続きホラー祭り。実力派作家さんによる「物件怪談」のオムニバス。サイコだったりスプラッタだったり不条理だったりとバリエーション豊かなホラーを堪能。特に面白かったのは宇佐美まことさんの『氷室』。田舎の古民家を格安で買って商売を始める主人公。寂れた商店街を町興し隊の女性が凄腕で盛り上げていく良い話だと思っていたら、最後にストンと落とし穴が開き奈落の底に落とされるようなそんな読後感。どれも面白かったが神永学さんの『妹の部屋』には背すじがゾーッ。郷内心瞳さんの『トガハラミ』はスプラッタ具合が衝撃だが面白かった。

  • ちょろこ

    楽しめた一冊。苦手な作家さんがいたから心配だったけれど全部楽しめた。しかも11人中、5人は初読み作家さんでドキドキ感倍増。スタートの宇佐美さんはさすが。濃密なストーリーの組み立て方、冷たさが背筋伝うオチに感嘆の吐息。大島さんは手紙オンリーの見せ方が何気にゾッとくる。初読み花房観音さんも良かったな。京都を舞台に鐘の音が誘うしっとりゾクっとした恐怖が良い。村、地方の因習怪異を描いた黒木さん、美さえも感じる描写が意外だった郷内さんも好み。オチもしっかりインパクト有りで良かった。どれもチラ見さえも危険な怖物件。

  • Kazuko Ohta

    映画『変な家』の予告編を劇場で観るたび、怖い、観たい、怖いという思いの繰り返し。原作には手を出せなかったけど、これなら読めそうな気がして。書き手は魅力的な11人。曰く付きの家だったり部屋だったりが登場します。内藤了の“よろず建物”シリーズ中にあった座敷牢の話が凄く怖くて、以来座敷牢をイメージさせる物語にビビりまくり。ここにもひとつありました。全話読んで思うのは、「出られない家」は恐ろしいということ。当たり前か(笑)。怖くて飲酒しつつテレビで『アメトーク』をつけたまま読んだ最終話は読み直さなければ。(^^;

  • absinthe

    無理に実話風の体裁にしなかったのが良かった。主人公視点の色が強いが、実は自分が犯人だった系の話がいくつかある。absintheは主人公の主観に嘘が混ぜられる話が好きでないが、ホラーは別だと思っている。ちょっとズルいが効果は満点だった。どれも良かったが、花房 観音の作品が気に入った。

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