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原敬 日本政党政治の原点

季武嘉也

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784634548947
ISBN 10 : 4634548941
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本で最初に政党内閣を樹立した民主主義的政治家として有名な原敬。本書では、時代に翻弄され浮沈をくり返しながらも、自分の手で“時代”を創っていった彼の生涯をわかりやすく解説する。

【著者紹介】
李武嘉也 : 1954年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。博士(文学)。専攻、日本近代政治史。現在、創価大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 相米信者

    100ページも満たないが、原敬の生い立ち、思想信条、人間関係、総理としての事績とその功罪が原に関する写真と共に書かれている。原は「調和」を重んじる政治家であり、明治維新以降の大転換点を乗り越えようとした。それが全て上手くいった訳ではないが、暗殺は間違いなく大日本帝国の終焉を招いた。令和日本も決して同じ轍を踏んではならない。

  • シロビ

    今まで原敬についてのエピソードについて書かれた本を読む方が多かったので、時代の流れに沿って教科書のように書かれていて読みやすかった。第一次世界大戦時の首相だったのか。常に遠い未来を考えていて、凄いなぁと思います。暗殺されない未来がみてみたかった。

  • バルジ

    原敬のコンパクトな評伝。紙幅の関係もありかなりざっくりとしているが、原の抱いていた政治思想の要点が記されている。原の根底にある「調和」の思想は急進論を排し、漸進的な政策を思考するものであり、情と理のバランスを常に思考していたその姿勢は、大政治家に必要なものだとつくづく痛感した。しかし首相となった原は言論界から冷ややかな評価(今日主義者とも呼ばれる)を受け芳しいものでなかったのは同時代における政治家評価の困難さを表している。著者の「時代の分岐点」による原評価の二分化という指摘は重い。

  • sovereigncountr

    本書は、その政治信条と周囲からの評価という観点から原敬の生涯を描いた伝記である。近代日本政党政治史の入門書としても好い。

  • ぐんちゃん

    政党政治を目指した「理想的民主主義者」か、妥協による政権運営に終始した「保守的・現実的独裁者」か。分裂した二つの原敬評が生まれたのはなぜかという視点から原の生涯を簡潔にまとめる。原自身は一貫して「世界の大勢」を理解し社会の「調和」を保ちつつその着実な実現を目指す漸進論者だったが、こうした原の政治姿勢は桂園期にむしろ適合的であり、WW1後の変動の中では十分な見通しを得ないままであった点、それ故に目の前の短期目標の達成が強調され結果的に長期的視点に欠ける人物との評価を受けるに至った点等を説得的に論じている。

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