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ISBN 10 : 4906917895
Content Description
音楽からの視点ではじめて明かされるその詩作の根源。従来のアプローチとは一線を画し、詩の音楽性や、詩の音楽的要素と楽音化された音楽との関係を論じるのではなく、詩作行為において、「何か」としか言いようのないものをとらえることが「おと」を聴くという聴覚的な行為であることを論証する画期的労作。
目次 : 序章(「音(Ton)」について/ 「おと」を聴くという行為)/ 第1章 ヘルダーリンの詩作の概観と音楽活動(ヘルダーリンの詩作の概観/ ヘルダーリンの音楽活動)/ 第2章 ヘルダーリンの詩へのアプローチ(出版状況と研究状況/ ヘルダーリンの詩への音楽的アプローチ ほか)/ 第3章 ヘルダーリンの詩作行為(ベルトー/詩作プロセスと作曲プロセス/ 『詩的精神のふるまい方について/詩人がひとたび精神を操ることができるなら』 ほか)/ 第4章 ヘルダーリンの詩の「おと」を聴く作曲家(ヘルダーリンの詩の音楽化の試み/アイスラー/ ヘルダーリンの詩の音楽化の試み/シェーンベルク ほか)/ 終章
【著者紹介】
子安ゆかり : 東京都出身。ピアニスト、武蔵野音楽大学専任講師。お茶の水女子大学、玉川大学、早稲田大学非常勤講師。武蔵野音楽大学卒業、ケルン音楽大学大学院修了(歌曲演奏法)。ケルン総合大学哲学部を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門分野は表象文化論、音楽学、ドイツ詩。ピアニストとしての活動も盛んであり演奏会多数、CD「岩の上の羊飼い」(MM1216)リリース(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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