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医療貧国ニッポン 「より手厚く、より安く」が国を滅ぼす Php新書

奥真也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569852294
ISBN 10 : 4569852297
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
奥真也 ,  

Content Description

現在、日本は「医療先進国」だと言われている。たしかに、優れた国民皆保険制度によって世界最高水準の保険医療と平均寿命を達成している。しかし、その裏にある「多額の医療費」の存在を忘れてはならない。実際、日本は医療費の公費負担割合が非常に高い。一方、患者自身の負担額は少ないため、「安くて手厚い医療が当たり前」という意識から我々は抜け出せない。このままでは医療費の増大に歯止めがかからず、結果的に医療費で国が破綻する「医療貧国」になってしまう、と著者は警告する。医療とお金の問題を筆頭に、日本の医療における「不都合な真実」の数々を明らかにする一冊。

目次 : 第1章 “医療とお金”の大問題―増大する医療費、輻輳する課題/ 第2章 “医者と患者”の大問題―ニッポンの医療現場で起きている困った現実/ 第3章 “医者と病院”の大問題―「よい医者」「よい医療」とは何かを考える/ 第4章 “医者の働き方”の大問題―医師たちの働き方改革は進むのか/ 第5章 “医学部”の大問題―医学・医療教育のいまとこれから/ 第6章 “ヘルスリテラシー”の大問題―これからの医療との向き合い方/ 第7章 “長寿化”の大問題―「老い」と「死」にどう向き合うか

【著者紹介】
奥真也 : 1962年、大阪府生まれ。医師、医学博士。医療未来学者。大阪府立北野高校を経て、東京大学医学部医学科卒。英レスター大学経営大学院修了。専門は放射線医学、核医学、医療情報学。東京大学医学部22世紀医療センター准教授、会津大学教授等を歴任。その後ビジネスに転じ、製薬会社、薬事コンサルティング会社、医療機器企業に勤務。多様な立場で医療に関わった経験から現代医療の本質を論じている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    「医療先進国」だと言われている日本。一方で医療費の増大に歯止めがかからず、結果的に医療費で国が破綻する「医療貧国」になりかねない問題を提起する一冊。優れた国民皆保険制度によって、世界最高水準の保険医療と平均寿命を達成している日本。一方で医療費の公費負担割合が非常に高く、患者自身の負担額は少ないため「安くて手厚い医療が当たり前」という意識から抜け出せないという問題があって、何でもかんでも病院に行かない、薬を頼らないという意識改革の必要性は感じましたけど、いろいろと複雑な事情が絡み合って簡単ではなさそうです。

  • 投資家の端くれ

    たまたま平積みになっていたのを手に取ってまとめ買い。 内容は玉石混淆。タイトルと帯は編集者がつけたのであろうか、イマドキの危機感煽りビジネスに乗っかったようで感心しない。1章から3章は、そのへんの週刊誌の医療特集の延長で日本医療の問題点をよくある切り口でなぞってあるだけで読む価値なし。医療を社会問題として考える人は5章「医学部の大問題」だけを、医療を自分の身体と健康にからめて考えたい人は6章(暇があれば7章を)立ち読みすれば十分。PHP新書にしてはつまらない本であった。買う価値なし。

  • Yosuke Hashimoto

    日本の医療保険制度は、誰もが等しく、高水準の医療を受けることができる。医療費の増加は国家財政を圧迫し、持続可能性が懸念されている。医療費増加の要因は、検査の多さ、薬の使用量の多さ、入院日数の長さの3つによる。 今後、医療の役割は、治す中心から、支える、つまり、病気の状態でも苦痛なく生活できる、療養できるよう支えること、そして、防ぐ、病気にかからないよう予防することに重点を置く必要がある。 患者側も簡単に死ねないことをどう理解するか、長生きの意義について、思いを馳せる必要があろう。

  • 松村 英治

    仕組みを作って国民の行動を変えることが大切。

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