Product Details
ISBN 10 : 4416524498
Content Description
世界では日本食ブームと言われています。しかし、肝心の日本では、その料理の伝統を理解し発展を担う若き人材が枯渇し始めています。メディアをはじめ、料理業界はフレンチ、イタリアンなどの西洋料理が大多数を占め、日本の調理師学校の卒業生の9割は、フレンチ、イタリアン、パティシエ志望が現実です。
これでは近き将来、和食の基幹となる飲食店が衰退します。日本の食材の生産者、和包丁や砥石などの道具の職人、陶芸家、酒蔵などにも大きな影響が出てくるはずです。つまり、日本の食の土台と根幹が大きく揺らぎ始めているのです。
日本料理の未来を創り出す「人」を生み出すために、和食を理解し愛する人々をどんどん増やすために、先駆者の思いや生き様、守りたい伝統の技と心、そして新しい試みを紹介しながら、和食の世界がいかに素晴らしいかを真摯にお伝えしていく書籍です。
★超豪華顔ぶれが続々登場!
山本征治「龍吟」 〜日本料理は国技である。
?藤孝司「鮨さいとう」 ?仕事の美学
前平智一「てんぷら前平」 天ぷらでしか出せない美味しさを求め続けたい
吉川邦雄「一東菴」 蕎麦の在来種と農家を守りたい
石田知裕「水光庵」 日本文化の精神美を求めて
杉田孝明「日本橋蛎殻町すぎた」 すし屋という人生を選ぶ
奥田 透「銀座 小十」 すべてはお客様の恍惚のために
平山 周「浅草ひら山」 日本料理の技と蕎麦店の伝統を昇華する
浅沼努武「天ぷら浅沼」 天ぷらほど楽しい料理はない
海原 大「江戸前芝浜」 江戸前の“粋”を料理で伝えたい
リオネル・ベカ 銀座「エスキス」シェフ
長谷川浩一「はせがわ酒店」・あおい有紀 ほか
【著者紹介】
奥田透 : 1969年静岡県静岡市生まれ。静岡、京都、徳島で約10年間、日本料理を学ぶ。29歳で地元・静岡に「春夏秋冬花見小路」を開店。2003年7月に東京・銀座に移り「銀座 小十」をオープン。2011年8月銀座五丁目並木通りに「銀座 奥田」をプロデュース。12年6月同ビルに「銀座 小十」を移転する。2013年9月フランス・パリにて「OKUDA」を開店。本物の日本料理を海外で提供するという挑戦を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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