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ピーテル=ブリューゲル像の再構築

奥田真結子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784881253359
ISBN 10 : 4881253352
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan

Content Description

目次 : 第1章 ピーテル=ブリューゲルの生涯と作品(その生涯/ ブリューゲルに関する先行研究とその問題/ ネーデルラント全体史の理解)/ 第2章 図像史料を読むうえでの方法論(美術史的方法論の成果と「限界」/ アナール学派の成果と図像史料―文字史料以外の利用可能性/ 「エリート文化」と「民衆文化」―分離と再発見/ 歴史学における図像学史料論―ピエール=ノラの「記憶の場」を中心に)/ 第3章 農民、農村描写におけるブリューゲル像の再構築(社会的結合関係(ソシアビリテ)―ブリューゲルの農村世界描写に見られる二重構造/ 同時代的視点の再構成―「名誉」に関わる「暴力」の描写について/ 農村世界の「記憶の場」―ブリューゲル作品に見られる祭り描写)/ 第4章 「社会的周縁」を見る眼とブリューゲル(施しと救済―中近世ヨーロッパにおける「社会的周縁」のものたち/ 共存の視座―図像史料“盲人の寓話”と“足なえたち”を中心に/ 「記憶の場」にあらわれた「社会的周縁」―ブリューゲル2世の作品を用いて)/ 第5章 歴史学的見地から見たブリューゲル像の再評価―ブリューゲルの前後の時代における絵画作品の変容(分離と再発見のはざま―ブリューゲルの再評価/ 失われる「民衆文化」、発見される「民衆文化」―農民描写と「社会的周縁」の描かれ方の変容/ ブリューゲル作品の位置づけの再検討)

【著者紹介】
奥田真結子 : 平成24年3月専修大学大学院修士課程文学研究科修了。平成29年9月専修大学大学院博士後期課程文学研究科歴史学専攻修了(博士号取得)。平成30年4月成蹊学園高等学校非常勤講師(世界史担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mordidaman

    一番好きな画家ブリューゲルの人物像の再構築を若き日本人学者が歴史学的手法で行うといった内容です。ブリューゲルの作品の感触と結構しっくりくるものがあり、更なる探求の成果を期待してます。

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