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完訳ファ-ブル昆虫記 第3巻上

奥本大三郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784081310050
ISBN 10 : 408131005X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

博物学の不朽の名著が、奥本大三郎氏の訳によって読みやすく甦る。本巻では、ツチバチ、シリアゲコバチ、ホシツリアブなどが登場する。自然に親しむ手引書として、大人から子どもまで楽しめる。

【著者紹介】
ジャン=アンリ・カジミールファーブル : フランスの博物学者。1923年、南仏ルーエルグ山地のサン=レオンに生まれる。少年時代から生活苦と闘いながら勉学にいそしみ、師範学校に進学。教師になってからも独学で数学、物理学、博物学を学び学士号を取得。昆虫の行動観察に目ざめ、研究論文を次々に発表。五十五歳のとき、広大な庭をもつセリニャンの家に移住。自らアルマス(荒地)と名づけた自宅兼研究所で昆虫の観察に打ち込む。その前後三十年間の記録が『昆虫記』(全十巻)である。1915年、アルマスで永眠。享年九十一

奥本大三郎 : フランス文学者。作家。1944年、大阪市に生まれる。東京大学仏文科卒業、同大学院修了。主な著書に『虫の宇宙誌』(読売文学賞)、『楽しき熱帯』(サントリー学芸賞)、『斑猫の宿』(JTB紀行文学大賞)などがある。ファーブルについての著作も多く『博物学の巨人アンリ・ファーブル』〈ジュニア版〉『ファーブル昆虫記』(全八巻・産経児童出版文化賞)などが多くの人に愛読されている。「NPO日本アンリ・ファーブル会」を設立。東京の自宅に昆虫の標本やファーブルの資料を展示する「ファーブル昆虫館」を開館。埼玉大学教授。日本昆虫協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • とろまつ

    3巻上ではツチバチの狩りの方法や幼虫の巧みな食事方法、ホシツリアブやシリアゲコバチ、オナガコバチなど、他のハチに寄生するハチ達がどのように巣に潜り込むのか、ファーブルさんの粘り強い観察によって少しずつ解明されていく。ホシツリアブはとても身近な存在なので、幼虫時代にそんな活躍があるとは驚きだったし、シリアゲコバチの産卵管を取り出すところを動画で見たことあったけど、仕組みが分かると更に謎が深まった。幼虫の二型、面白い。今分かっている事とは違ったりもするけど、奥本さんの解説も併せて読むと楽しい。

  • piro5

    進化論に対する攻撃がちょっとしつこい。「人間が猿の子孫とは、、」「進化論者に説明してほしいものだ」といった記述が多い。それはそれとして、ホシツリアブの蛹の削岩機とか、昆虫はどうやってそういう形態になっていったのか興味は尽きない。

  • デントシロー

    ファーブルがダーウインの進化論に着いて過激に批判している。昆虫の擬態、寄生については進化論者の矛盾に様々な観察と繰り返される実験の検証により全てが進化論で説明つかない事を取り上げている。長年の観察によって得られるファーブルの確たる語りがすごい。しかし次々に登場する蜂たちに困惑され自分の記憶力のなさに落胆される。相当昆虫に親しんでいる人でないとスラスラとは読めない。蜂の幼虫の二型化や過変態、幼虫の食事方法、産卵する場所など同じ種の蜂でも全く異なっとり悩まされる。蜂がなす本能の生態の神秘に驚くばかりである。

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