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完訳ファ-ブル昆虫記 第4巻上

奥本大三郎 / 見山博

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784081310074
ISBN 10 : 4081310076
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

博物学の不朽の名著が、奥本大三郎氏の訳によって読みやすく甦る。本巻では、キゴシジガバチ、ヒメベッコウ、ツバメとスズメ、モンハナバチなどが登場する。自然に親しむ手引書として、大人から子どもまで楽しめる。

【著者紹介】
ジャン=アンリ・カジミールファーブル : フランスの博物学者。1823年、南仏ルーエルグ山地のサン=レオンに生まれる。少年時代から生活苦と闘いながら勉学にいそしみ、師範学校に進学。教師になってからも独学で数学、物理学、博物学を学び学士号を取得。昆虫の行動観察に目ざめ、研究論文を次々に発表。五十五歳のとき、広大な庭をもつセリニャンの家に移住。自らアルマス(荒地)と名づけた自宅兼研究所で昆虫の観察に打ち込む。その前後三十年間の記録が『昆虫記』(全十巻)である。1915年、アルマスで永眠。享年九十一

奥本大三郎 : フランス文学者。作家。1944年、大阪市に生まれる。東京大学仏文科卒業、同大学院修了。主な著書に『虫の宇宙誌』(読売文学賞)、『楽しき熱帯』(サントリー学芸賞)、『斑猫の宿』(JTB紀行文学大賞)などがある。ファーブルについての著作も多く『博物学の巨人アンリ・ファーブル』、(ジュニア版)『ファーブル昆虫記』(全八巻・産経児童出版文化賞)などが多くの人に愛読されている。「NPO日本アンリ・ファーブル会」を設立。東京の自宅に昆虫の標本やファーブルの資料を展示する「ファーブル昆虫館」を開館。埼玉大学教授。日本昆虫協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • デントシロー

    本能とは何かがファーブルの確かな観察と実験から持論が展開する。蜂を代表する昆虫の本能とはそれぞれが有する本能に適った選択の識別力を有しているだけで経験から授かる能力は無いと言い切っている。巣を作る場所、材料、食物を選ぶなど昆虫は経験から得る能力ではなく発生した時から備わっている本能に基づいた行動である。種の発生と同時にある能力が本能なのであろう。昆虫の分類においても形態上のみで命名する愚かしさにまで言及しており、権威ある昆虫学者の形態分類に鋭い批判を浴びせており益々ファーブルの研究の真骨頂を伺わせる。

  • いっちょかみ

    注釈の「…和名を調べるのに苦労をした。(中略)こんな事を調べるのにでも十冊ばかりの重い図鑑、辞典の類を引っ張り出すことになり、ちょっとした肉体労働になる。」に思わず笑いかけ、翻訳の苦労に敬服しました。

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