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完訳ファーブル昆虫記 6 上

奥本大三郎 / 見山博

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784081310111
ISBN 10 : 4081310114
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

博物学の不朽の名著が、奥本大三郎氏の訳によって読みやすく甦る。本巻ではモンシデムシ、カオジロキリギリスなどが登場。『昆虫記』誕生の秘密も明らかに。自然に親しむ手引書として、大人から子どもまで楽しめる。

【著者紹介】
ジャン=アンリ・ファーブル : フランスの博物学者。1823年、南仏ルーエルグ山地のサン=レオンに生まれる。少年時代から生活苦と闘いながら勉学にいそしみ、師範学校に進学。教師になってからも独学で数学、物理学、博物学を学び学士号を取得。カルパントラの小学校に勤務したあと、コルシカ島で国立中等学校の物理の教師になり、さらにアヴィニョンでも国立中等学校の物理の教師を務める。そのころから昆虫の行動観察に目ざめ、研究論文を次々に発表。様々な賞を獲得し、ファーブルの名前はフランスを中心に広く知られるようになる。五十五歳のとき、広大な庭をもつセリニャンの家に移住。自らアルマス(荒地)と名づけた自宅兼研究所で昆虫の観察に打ち込む。その前後三十年間の記録が『昆虫記』(全十巻)である。1915年、アルマスで永眠。享年九十一

奥本大三郎 : フランス文学者。作家。1944年、大阪市に生まれる。東京大学仏文科卒業、同大学院修了。主に著書に『虫の宇宙誌』(読売文学賞)、『楽しき熱帯』(サントリー学芸賞)、『斑猫の宿』(JTB紀行文学大賞)、『ファーブル昆虫記』(全八巻・産経児童出版文化賞)などがある。「NPO日本アンリ・ファールブル会」を設立。東京の自宅に昆虫の標本やファーブルの資料を展示する「ファーブル昆虫館」を開館。現在、埼玉大学教授。日本昆虫協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • デントシロー

    進化論に異議を通す為に自分の生い立ちまで引き出しておりファーブルの執念のような物を感じる。しかしファーブルの少年時代の苦境の中で博物学に目覚めていく過程と学問に対する真摯な姿勢にはやはり凡人ではない傑出した才能を認めざるを得ない。メンデルの隔世遺伝まで持ち出して自分のルーツと比較しているのは少し違和感を感じるが読んでいて飽きない内容だ。糞虫、キリギリス、埋葬虫、などの観察を通じて昆虫の身体の色の成り立ちまで分析しているのには驚かされる。埋葬虫のモグラでの死体の実験は昔から好きな箇所だった。古典版も最高。

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