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動物たちの家

奥山淳志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622090052
ISBN 10 : 4622090058
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ともに暮らした小さな生き物たちへの友情と哀惜。動物を求める感情の源を見つめ、その“場所”で息をしている生命のすがたを綴る、新しい動物記。

【著者紹介】
奥山淳志 : 写真家。1972年大阪生まれ、奈良育ち。京都外国語大学卒業後、東京の出版社に勤務。1998年岩手県雫石町に移住し、写真家として活動を開始。以後、東北の風土や文化を撮影し、書籍や雑誌等で発表するほか、人間の生きることをテーマにした作品制作をおこなう。2006年「Country Songs ここで生きている」でフォトドキュメンタリー「NIPPON」2006選出。2015年「あたらしい糸に」で第40回伊奈信男賞、2018年写真集『弁造 Benzo』で日本写真協会賞新人賞、2019年写真集『弁造 Benzo』および写真展「庭とエスキース」で写真の町東川賞特別作家賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • マリリン

    「庭とエスキース」の著者の写真家奥山氏の人柄を感じる回想。沢山の動物と共に育ち育て、生と死と別れの回想を語る視線は穏やかで温かい。男の子らしい好奇心旺盛な幼少期からの記録に一貫して感じる生への慈しみ。心の中ある動物でしか満たす事のできない領域。「星の王子さま」のキツネと王子さまの会話にも言及。飼いならす・仲良くなること・かけがえのないもの...人間関係に近しい動物を飼う事の意味を問い続け、時間の経過の中で存在や死を語る。表題から想像できなかった深い哲学的な思考が静寂の中で伝わってくる。

  • こまり

    題名に惹かれて予約した本。写真家さんの本ということで、動物たちの家族の写真集だと勝手に思い込んでいたら、作者が今まで接してきた多くの動物たちの生と死を綴ったエッセイだった。お父さんのエピソードにちょぅと引いた。

  • itokake

    前作『庭とエスキース』は奇跡のような本だった。10年以上ものエピソードが詰まっていて、それを惜しげもなく1冊の本にまとめ、読者に与えてくれる懐の大きさに感動した。そして、本作。今回も時間のスケールが大きい。著者の半生を背景にした、動物たちとの出会いと別れのエッセイ。いや、エッセイというよりこの時間軸なら回顧録か。著者は写真家でもあるが、この洗練された文章はもう文豪。まるで写真に写せなかったものを、言葉に移しかえているように、読む者に見せてくれる。後半、タイトルの意味がわかり、表紙の写真に魅入った。

  • W.

    庭とエスキースに続く、名作。 動物たちの姿が個性豊かに生き生きと描かれ、読んでいる側も愛着を持ってしまう。自分の飼っていた動物と同じであればなおさら。 そして、最期を看取るときも自分もその場に立ち会っているかのような描写で、筆者の動物に対する愛情、誠実さ、慈しみの深さを感じます。 なぜ動物を飼うのか、最後にその答えが提示されます。ここまで心に生による温かみを、そして死による哀しみを与えてくれる本は初めてでした。

  • Y.Yokota

    『庭とエスキース』での著者の文章が本当に良かった。そしてこの本も。子ども時代から最近の話まで,自身が関わった色々な生き物のことが書かれている。犬,鳥,ハムスター…こうやって書くとよく見る動物ばかりだけど,著者の目を通して語られるこれらは,ただの動物物語の枠には収まらない。奥山さんは,自らも含めた人間の勝手さを十分に承知した上で,そしてそれに基づく自身の葛藤や苦悩を全てさらけ出した上で,生き物を尊重し慈しむ心を持てるように,考えることを忘れない。そしてこの文章を読む限り,それは成功したように思えるのだ。

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