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ISBN 10 : 4065152879
Content Description
古代においては天皇より、地名や職能、序列などを表すための姓が与えられた。明治新政府は徴税や徴兵の必要から戸籍制度を整えるべく、全国民に名字の名乗りを義務づけた。地名、階層、職制、家系など多岐にわたる要素を組み込み、それぞれが確かに何かを表現する名字。成り立ちと変遷をたどる詳細かつ壮大な考察で、側面から日本の歴史を通観する。
目次 : 第1章 姓名は、天皇から賜わるもの(氏族をたばねた氏姓制度/ 天皇の権威を高めた賜姓/ 戸籍を軸にした律令体制/ 財政難が招いた臣籍降下/ 源平藤橘の意味)/ 第2章 名字は自分から名乗るもの(史料で見る名字と苗字/ 公家の名字、武家の名字/ 惣領家の名字、庶子家の名字/ 頼朝による源姓の独占)/ 第3章 姓名と名字の存続を決めるもの(賜姓によって行われる改姓/ ときの権力によって左右される名字の存続/ 庶民が名字を名乗らなかった理由)/ 第4章 実名の変遷(さまざまな実名/ 一族の絆を深める系字と通字/ 天皇の実名は使えない/ 一般庶民の名前)
【著者紹介】
奥富敬之 : 1936年東京生まれ。早稲田大学大学院国史学科博士課程修了。専門は日本中世史。日本医科大学名誉教授。著書多数。2008年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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六点
読了日:2019/04/21
phmchb
読了日:2019/07/12
れい
読了日:2021/12/01
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