Books

空の境界 The Garden Of Sinners 上 講談社ノベルス

Kinoko Nasu

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061823617
ISBN 10 : 4061823612
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

これぞ新伝綺ムーブメントの到来を告げる、傑作中の傑作!

2年間の昏睡から目覚めた少女・両儀式(りょうぎしき)が記憶喪失と引き換えに手に入れた、あらゆるモノの死を視ることのできる“直死の魔眼”。浮遊する幽霊の群れ。人の死を蒐集する螺旋建築……。この世の存在のすべてを“殺す”、式のナイフに映る数々の怪異。非日常の世界は、日常の世界と溶け合って存在している――。 ――あの伝説の同人小説の講談社ノベルス化が満を持して成就。“新伝綺”ムーブメントの到来を告げる傑作中の傑作がいま新生する!!

Content Description

二年間の昏睡から目覚めた少女・両儀式が記憶喪失と引き換えに手に入れた、あらゆるモノの死を視ることのできる“直死の魔眼”。浮遊する幽霊の群れ。人の死を蒐集する螺旋建築…。この世の存在のすべてを“殺す”、式のナイフに映る数々の怪異。非日常の世界は、日常の世界と溶け合って存在している―。―あの伝説の同人小説の講談社ノベルス化が満を持して成就。

【著者紹介】
奈須きのこ : 1973年生まれ。現在、ゲーム制作会社TYPE‐MOONに所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
映画にもなった奈須きのこによる伝奇小説の...

投稿日:2021/03/01 (月)

映画にもなった奈須きのこによる伝奇小説の上巻。同人発売から数年後、講談社にて販売。死を視ることのできる主人公、両儀式の周辺で起こる怪事件の数々を魅力的なキャラクター達が展開していくストーリーは圧巻。90年代独特の鬱屈した空気感は当時を生きていた人には特に刺さると思う。俯瞰風景から矛盾螺旋の途中まで掲載。

悠優 さん | 群馬県 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • のっち♬

    廃ビルに人形作りの事務所を構える魔術師一味が主役の伝奇ファンタジー。癖のある文体に加えて場面把握がしづらいプロローグはややとっつきにくい。時系列の乱立も諸刃になっていて話が軌道に乗り出すのは藤乃の登場から。登場人物は性格の二面性や造形の対称性が強調されており、進行と共に表題は正常と異常、肯定と否定、日常と非日常など様々な対項で多義的意味合いを帯びてくる。ロマンス、ミステリー、バトルとコンテンツも豊富。上巻はまだいずれにも徹し切れていない印象だが、矛盾螺旋あたりはユニークな着想。解説離れし過ぎな解説は退屈。

  • 合縁奇縁

    『これぞ新伝綺ムーブメントの到来を告げる、傑作中の傑作!』二年間の昏睡から目覚めた少女・両儀式が記憶喪失と引き換えに手に入れた、あらゆるモノの死を視ることのできる“直死の魔眼”。浮遊する幽霊の群れ。人の死を蒐集する螺旋建築…。この世の存在のすべてを“殺す”、式のナイフに映る数々の怪異。正常と異常の境界で紡がれる新伝奇小説。収録章:1/俯瞰風景、2/殺人考察(前)、3/痛覚残留、4/伽藍の洞、境界式、5/矛盾螺旋を収録。作品全体の明度が低く落ち着いており、独特の世界観が格好良い。第1章から初見では分かり

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    式と黒桐のやり取りが可愛らしいです^^橙子さんによる魔術についての説明はちんぷんかんぷんだったけど、「俯瞰風景」での生前と死後の時の速さが同じであることへの異常さでの説明は『だれの息子でもない』(神林長平)で考えたことと同じだったので嬉しかったです。「痛覚残留」では『ファイトクラブ』、「伽藍の洞」では『トータル・リコール』(2012年公開の映画の方)を連想。しかし、「螺旋矛盾」での巴君のイラストがFate/staynightの衛宮士郎に思えて仕方ないぞ・・・。

  • 扉のこちら側

    初読。時系列を追おうとせずひたすら読むに限る。織になにがあったのか。中盤頃になぜか苦手感が出てきたが、ひとまず読了。

  • とくけんちょ

    なんだろうか、読み進めていくうちに、どんどんと期待感が高まってきた。時系列通りに進まない物語、ややぶつ切り感のあるキャラのつながりや各章、二重人格?魔術?何?っと、これがどう収斂していくのだろうか。なかなかボリュームのある上巻であったが、さらに厚い下巻へ続く。どこがどう噛み合うのか、楽しみではある。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

HMV&BOOKS online Recommend