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奈良の寺 世界遺産を歩く

奈良文化財研究所

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004308416
ISBN 10 : 4004308410
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2003
Japan

Content Description

「世界遺産」奈良の史跡の魅力と謎を、発掘調査や遺跡保存の第一線研究者たちが語る。最新の研究情報やとっておきの話題を披露しながら、専門家が一緒に古寺や遺跡を歩いてくれるかのような、ユニークな案内書。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Shoji

    奈良の大寺の解説です。朝日新聞奈良版に連載された記事の再編です。奈良文化財研究所の研究員が執筆したものを寄せ集めています。新聞連載記事だけあって読みやすい内容でした。

  • chang_ume

    奈文研職員の視点から、奈良の寺々を多角的に検討。各論説をコンパクトに参照できて、かなりお得な内容です。斑鳩三塔の様式を柱位置と組物の関係から山田寺金堂よりも新相に見たり、「薬師寺論争」に関して移建説を明快に否定したりと、飛鳥・白鳳・天平の各期について疑問点をすっきり整理。興味深いものとして、唐代に流行した「宝相華文」を東大寺の「統一文様」と理解する点。軒平瓦のほかに、仏像台座や八角灯籠の火袋などにも同文様は採用されている。次回訪問の際、本書をもとに各寺を見直してみたい(参考文献リストの省略が残念)。

  • モリータ

    ◆初出『朝日新聞』奈良版連載「世界遺産を歩く」「世界遺産を歩く・拡大編」(2001年4月-2003年3月)をもとに加筆して2003年刊。世界遺産に認定された奈良市内の寺社・遺跡について、スポットごとに短いトピックを連ねる。◆ここ数年恒例となった年末の奈良歩きのついでに読む。ただし今回は山辺道(桜井〜天理)コースだったので直接関わりのある内容はなし。次は東大寺〜佐保山〜平城宮跡〜秋篠寺のコースで歩こうと思うのでまた見ることもあろう。◆再建なった興福寺中金堂など、近年の情報はどこかで知りたい。

  • takeapple

    奈良に行こうと思って、積読状態のものをめくってみたのだが、内容の面白さにあれよあれよと読み進めてしまった。特に、法隆寺金堂などの建物が、なぜ世界最古の木造建築として現存しているのかについての下りには目からうろこが落ちる思い、いつの時代にも最新の技術が、最高とは限らないということだろう。あるいはシンプル・イズ・ベストとか。

  • 紫草

    新聞に連載されたものを元に加筆したものということで、1つ1つの項目はすごく短い。新書3ページくらい。短いけれど、軽いエッセイみたいなのではなくて、専門家が研究成果をけっこう詳しく教えてくれています。古代のことはまだわからないことも多いけれど、いつかもっと科学的な分析などの方法が発達すればとか、発掘の機会ができればとか、すごい気の長い話で、地味で地道な研究を続けていらっしゃるんだなあと頭がさがります。また、自分の研究だけでなく、この貴重なものを未来に伝えていかねばならないのだというその心にも感動。

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