Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• よっち

  読了日：2023/08/24

  後宮で失踪した姉の身代わりで妃となった弟の高玉蘭。今度は寵妃・楊貴妃の発案で後宮の妃嬪が集う盛大な宴が開かれる第二弾。楊貴妃ではなく玉蘭に詩を捧げて酒に毒を混入した疑いをかけられた李白、結婚を厭う掟破りな公主様の婚約相手が起こした乗馬中の事故、後宮で起きた火焔妃の祟りといった事件を、あらゆる毒に通ずる毒妃とともに玉蘭が解決する展開で、依然として行方不明の姉は気になりますが、意外と状況が見えている玄宗皇帝や楊貴妃だったり、通説とはまた違った角度から描かれる登場人物たちがなかなか印象的な物語になっていました。

• 九月猫

  読了日：2023/12/16

  シリーズ2作め。244p.の楊貴妃のセリフは誤植？それとも？　鉤括弧内すべてだし、直後の回想の翠麗のセリフとも呼応しているし、やっぱり彼女は知っているのか。陛下と翠麗もなにやら約束をしているようで……。 その玉蘭、今回は初恋（たぶん）と失恋を経験。「翠麗」としても後宮で起こる事件の解決に奔走する。毒妃ドゥドゥさんの活躍は少なめ。　 架空の国ではなく大唐が舞台なので、史実に則って物語が進んでいくのかと思うとこの先、不安しか。安禄山は未だ見えないし李林甫は胡散臭いし陳玄礼も登場したし。

• よっしー

  読了日：2024/09/15

  シリーズ2作目。行方不明の姉は見つからず、ただ何かを伝えたいのか気配だけは残していく。本当に何がしたいのやら…。そろそろその目的を明らかにして貰わないと話が読めずしんどいかもです。日々魔の巣窟ともいえる場所で奮闘する玉蘭も、少しずつ関わる人が増えてきているので、いつ正体がバレるのかヒヤヒヤします。お人好しだからこそ、余計に…。この物語の終着が全く読めないので、大枠の進展を期待します。

• 糸巻

  読了日：2025/10/09

  シリーズ２作目。３話収録。前作から比べると大分後宮での暮らしに慣れて、華妃としての立場が板についてきた玉蘭。サポートしてくれる宦官や女官との信頼関係も築かれ、他の妃たちとの友情まで芽生えてきた。優雅で愉しげな後宮の生活にも見えるが、やはり身近に毒物関連の不可解な事件が起きて物騒ではあるし、女の悲しみを感じさせる背景がある。公主の政略結婚が描かれる話が良かった。ハッピーエンドはやっぱり好き。火焔妃の祟りの話はとても切ない読後感。皇帝の為に集められた女性達を等しく愛せないのに開放することも出来ないなんてね。

• はなりん

  読了日：2023/10/07

  姉の身代わりで後宮で妃をしている弟玉蘭。バレないかハラハラしながら、後宮で起こる毒にまつわる事件を毒に詳しく毒妃といわれるドゥドゥ妃と解決していく。公主に淡い恋心を抱くも育つ前に失恋などもあり、盛りだくさんでした。貴妃はなんだかよくわからない人ですね。失踪した姉の手がかりはありませんでした。

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