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2030 半導体の地政学(増補版)戦略物資を支配するのは誰か

太田泰彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296118960
ISBN 10 : 429611896X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan

Content Description

なりふり構わず台湾、韓国の企業を囲い込む米国、経済制裁で追い込まれて国内生産に走り出す中国、TSMCの熊本工場の建設を驚異的なスピードで進め、次世代チップの開発を目指す新会社ラピダスを電光石火の如く設立した日本―。半導体の優劣がウクライナ紛争の戦況を左右するなど、日増しにきな臭くなる国際情勢のなかで、各国は国家の存亡をかけて半導体の争奪戦を繰り広げている。その先に現れるのは、いったいどんな世界なのか。技術覇権をめぐる国家間のゲームを地政学的な視点で読み解き、日本の将来を展望したロングセラーを、最新の状況を踏まえてバージョンアップ。

目次 : 序章 司令塔になったホワイトハウス/ 1 バイデンのシリコン地図/ 2 デカップリングは起きるか/ 3 さまよう台風の目―台湾争奪戦/ 4 習近平の百年戦争/ 5 デジタル三国志が始まる/ 6 日本再起動/ 7 隠れた主役/ 8 見えない防衛線/ 終章 2030年への日本の戦略

【著者紹介】
太田泰彦 : 日本経済新聞編集委員。1985年に入社。米マサチューセッツ工科大学(MIT)に留学後、ワシントン、フランクフルト、シンガポールに駐在し、通商、外交、テクノロジー、国際金融などをテーマに取材。一面コラム「春秋」の執筆を担当した。2004年から21年まで編集委員兼論説委員。中国の「一帯一路」構想の報道などで2017年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞した。1961年東京生まれ。北海道大学理学部卒業(物理化学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アベシ

    本書は2022年に出版されたものの増補版である。まだ2年しか経っていないが、世界は恐ろしく変化している。アメリカはテキサス州にTSMSを招致し自国のチョークポイントを着々と消し込んでいる。ファーウェイに対して行った技術的な封鎖は一時的には効果があったが、7ナノのスマホを発売しその技術力を世界に誇示。日本のNTTが開発した光電融合技術IWON構想と本書では触れられていなかったが、東北大学のスピントロニクスMRAM技術は、日本が再び世界のトップランナーになる核心的技術だ。ラピダスに応用してほしい技術。

  • 速読おやじ

    半導体を勉強すればするほど日本の経済安全保障が心配になる。各国がなりふり構わぬスタンスで自国産業を保護し、敵国産業を骨抜きにしようとしている。半導体といっても種類は豊富だし、工程も前と後というざっくりとした括りだけではなく今や相当に細分化している。ひとつひとつの工程がボトルネックになり戦略となるのだ。米国が圧倒的に勝っているように見えても中国も負けてはいない。日本はどうだ??NTTの光半導体、2ナノに挑むラピダスは希望の光となるのか。それにしても政府支援の桁が違うのが気になる。頑張れニッポン!

  • ふくとみん

    読書館で借りた。巨額の補助金をつぎ込みながら進む半導体産業。小さな台湾のTSMCが世界を動かしている。データセンターの電力消費の大きいことに驚いた。

  • こけこ

    半導体は、今や私たちの生活に欠かせない。何年か前の半導体不足で実感。まさに、半導体を制する者は世界を制する。国際情勢も、半導体を通して見ると面白い。

  • ドアラ

    日本経済新聞社編集者の太田氏の調査と取材による執筆。2023年末までの状況を含む増補版であり、現在の半導体を巡る国際情勢を把握できた。米中欧のせめぎ合い、遅れを取っている我国の状況や課題が、地政学的背景とともに具体的な企業の取り組み事例で説明されており、とても興味深く勉強できた。

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