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緋色のメス 下 幻冬舎文庫

大鐘稔彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344411036
ISBN 10 : 434441103X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2008
Japan

Content Description

佐倉の腕は本物だった。乳癌は摘出され、乳房再建術によって新たな胸も得て、志津は無事職場復帰を遂げることができた。しかし佐倉に面会した夫と息子は、佐倉と志津の過去に疑念を抱き始める。一方志津は、佐倉に新たな思いを募らせる。だが術後四年目、志津の体に異変が起きる…。ベストセラー『孤高のメス』の著者が描く不滅の愛。

【著者紹介】
大鐘稔彦 : 1943年愛知県生まれ。京大医学部卒業。早くより癌の告知問題に取り組み「癌患者のゆりかごから墓場まで」をモットーにホスピスを備えた病院を創設、手術の公開など先駆的医療を行う。「エホバの証人」の無輸血手術をはじめ手がけた手術は六千件。現在は淡路島の診療所で僻地医療に従事する。小説やエッセイなどの著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • キムトモ

    孤高のメスサーガを読みきってやろうと終盤登場する名医佐倉とその娘三宝のスピンオフを読了…本編のエピソードを回収はしておりますが…これでサーガ終了じゃとても寂しい…鉄心会の医療大学のお話で一冊くらい物語を読みたいなぁ〜〜(ノ-_-)ノ~┻━┻ガンで身内が病んでいく描写はさすがに心に響くが…

  • ichi

    【図書館本】乳癌、そして再発し骨転移の様が切なかった。佐倉と志津の過去が明らかとなり、三宝と佐倉の再会へと繋がるのが『孤高のメス』だったのですね!

  • ロボット刑事K

    この作品の登場人物は孤高シリーズにも登場していたらしいですが、まったく覚えてません。やっぱり間を空けずに読まなきゃ駄目ですね。ところで結局この作品は何が言いたかったんでしょ?清々しいほどのクズっぷりの医師佐倉、いい歳してやっていいコト駄目なコトの区別が解らないカスな看護士志津、二人の間に生まれた脳内お花畑単細胞生物三宝。浮気なんて人の道を外れた火遊びをさも純愛みたいに語るバカバカしさにイライラさせられるのは、作者の手のひらで上手く転がされたってことですか?☆1つ。孤高シリーズは面白かったのになあ。

  • びぃごろ

    大鐘さん自身に、かなり重なる部分があるお話でしたかー。乳癌の「胸筋温存+一期的乳房再建術」と再発後の肺・肝臓・骨転移への経過が分かる本。不義の子を産み育てる大胆不敵な本でもありますが、これは男目線強し。最後の親子の再会〜病院勤務に至るところこそ読みたかったのですが!!

  • ゲバオ

    上下巻読了。 個人的には終わりかたはスッキリはしなかった。 けど、これが孤高のメスに繋がったんだなーとしみじみ。あとで佐倉医師が登場する巻を読み返したい。 ちょっと人によっては不愉快に思う人物が多めなので本当に孤高のメスと違って読み手を選ぶ作品かもしれない。 末期癌患者の描写がリアルな分、今の自分の肉親と重ね合わせてしまい読み進めるのに時間がかかってしまった。

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