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ISBN 10 : 4772413863
Content Description
精神科診断は、DSMというマニュアルに頼るのではなく「症状をじっくりと観察する」ことが第一である。当たり前のことだが、それが忘れ去られようとしている。「病名を付ければよい、そして、それに基づいて薬を処方すればよい」という風潮が強まったのは、DSM=3が導入されてからだ。と批判的に言う人がいるが、著者はそうではない、と考える。そこには現代精神医学が抱える問題がある。DSM‐3が「必要」になった背景とその後の展開、そして、DSM‐5の作成をめぐっての「批判」を紹介しながら、著者の精神医療論を語る。
目次 : 十八代目中村勘三郎とDSM/ 第1部 DSM‐3はなぜ必要とされたか(治療のための診断とは/ DSM‐3を生んだ精神医療の医学化 ほか)/ 第2部 DSMと過剰診断・過剰治療(過剰診断・過剰治療/ Disorderの訳語をめぐる議論 ほか)/ 第3部 DSM‐5の失敗が教えること(DSM‐5の概要とDSM‐4からの変更点/ DSM‐5が日指したパラダイム・シフトと挫折 ほか)/ 第4部 今後の精神医療への展望(こころの健康を実現する環境/ 自殺対策のための略戦研究 ほか)
【著者紹介】
大野裕 : (独)国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター長。(一社)認知行動療法研修開発センター理事長。1950年、愛媛県生まれ。1978年、慶應義塾大学医学部卒業と同時に、同大学の精神神経学教室に入室。その後、コーネル大学医学部、ペンシルバニア大学医学部への留学を経て、慶應義塾大学教授(保健管理センター)を務めた後、2011年6月より現職。アメリカ精神医学会のdistinguished fellowであり、DSM‐4作成実行委員会の国際委員会およびパーソナリティ障害委員会の委員を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ステビア
読了日:2016/10/27
たらこ
読了日:2014/12/23
駿ばぱ
読了日:2014/09/27
yuki
読了日:2015/01/24
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