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チャップリンとアヴァンギャルド(仮)

大野裕之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791776061
ISBN 10 : 4791776062
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan

Content Description

芸術の究極を極め、闘う喜劇王の魅力のすべて。チャップリンは、激動の時代にこそ生き返る―。変革を求める世界の天才表現者たちと強く共鳴・共振して。その揺るぎない反骨と博愛の精神は、ハリウッドにはびこるおぞましさと、ヒトラーの悪の帝国と、赤狩りの猛威などに宣戦布告。卑劣な差別・偏見・不正義との、孤立無援の戦いを敢然とやり抜く―。著者渾身の意欲的評伝。

目次 : 1(チャップリンとアヴァンギャルド/ チャップリンと舞踊/ チャップリンと音楽/ チャップリンと言葉)/ 2(チャップリンとアニメーション/ チャップリンとヌーヴェルヴァーグ/ チャップリンと歌舞伎/ チャップリンとSF)

【著者紹介】
大野裕之 : 1974年生まれ。脚本家・演出家・映画プロデューサー・日本チャップリン協会会長。京都大学大学院人間・環境学研究科(後期)博士課程所定単位取得。著書に、『チャップリンとヒトラー』(岩波書店、サントリー学芸賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • fritzng4

    長らくチャップリンファンをやっているがまだまだ知らないことはたくさんあり、最晩年に準備していた未完のSF作品『フリーク』のことは知らなかった。こうして多岐に渡る側面から論じられるのを読むと、改めて後世に計り知れない影響を与えた映画人だと感じる。一番刺激的だったのは「チャップリンと音楽」の章。1916年時点で音楽出版社を設立し自作楽譜を発売した情熱が、映画そのものと分かち難く結びついている印象的な映画音楽へとつながった。作曲法を読むと映像だけでなく相当なこだわりを持って音楽に向き合っていたことがわかる。

  • takao

    ふむ

  • Go Extreme

    アヴァンギャルド;不当な扱い 芸術家たちのチャップリン熱 想像力の義肢 機械の身体 シャルロ・キュビスト ロシア・アヴァンギャルド 変容 舞踊:あなたの喜劇≒バレエ ミュージックホール ニジンスキー 身体の拡張 舞踊身体の影響 音楽:音楽が私の魂に入ってきた 音楽愛 身体的音楽・音楽的身体 前衛の音楽家 チャップリンと言葉:抵抗の言葉 ビート詩人 吟遊詩人 アニメーション:戦争と別れ 師弟の同じ夢 ヌーヴェルヴァーグ:スノビズム 映像の毒 歌舞伎:日本・チャップリン受容 SF:大いなる未完の作品・フリーク

  • 言=ニ=隹

    キートン上げの文脈でよく言われた「チャップリンは天才/偉人だけれど……」みたいな押し込めに対する異議申し立てとして、20世紀芸術の各方面の前衛たちにチャップリンが与えた影響をどんどん紹介していく。チャップリンはかなり好きで色々読んでいる方だと思うけど、この方からはまだまだ知らないことが聞けてありがたい。『チャップリンとヒトラー』で注目が高まったのか、ここ最近はやたら発刊が多いのも嬉しいところ……それだけに急いでまとめているのか、わりと誤植が目についたりもするけれど。

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