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ISBN 10 : 4344983041
Content Description
日本三大随筆の一つ「徒然草」は鎌倉後期、吉田兼好によって書かれた作品。だが爾来、兼好の実体は薮の中である。本名はわかっているが生没年ともに不祥。徒然草原本は消失。最古の写本も兼好の死後数十年のものである。そもそも原本は存在せず、兼好が反古を壁や襖の張り紙としていたものを死後、弟子が剥がし集めたのが徒然草になったという伝説もある。誕生から六百六十年、研究が始まってから二百六十年、ずっとベストセラーであり続けた特異な随筆文学を残した兼好の人物像を、ノンフィクション作家があぶりだした。
目次 : 滅却したはずの原稿/ 徒然草の起稿/ 兼好は横浜生まれ/ かねさわの別業/ 貴族社会の兼好/ 失意の帰郷/ 嘉元の乱/ 兼好帰洛のとき/ 兼好の出家/ 下山と沙弥兼好/ ロビイスト兼好/ 堀川具親の蟄居/ 歌人兼好の登場/ 邦良皇太子の薨去/ 徒然草の続稿/ 死出の旅路
【著者紹介】
大野芳 : 1941年、愛知県稲沢市生まれ。明治大学法学部卒業、出版社の雑誌記者を経て、ノンフィクション作家になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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mitei
読了日:2016/01/31
にいたけ
読了日:2021/05/07
miel
読了日:2022/08/30
牧神の午後
読了日:2019/07/09
Soichiro
読了日:2014/02/04
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