Books

私の半分はどこから来たのか Aid 非配偶者間人工授精 で生まれた子の苦悩

大野和基

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022518736
ISBN 10 : 4022518731
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan

Content Description

20代で偶然知ってしまった日本人男性医師。16歳の時、母との口喧嘩の勢いで知ったオーストラリア人女性…。AIDで生まれた人の多くが「アイデンティティの半分が空白状態」になり、「生物学上の父」を探し求める。「出自を知る権利」やSNSを通じた精子提供も社会問題化している。国内外の事例や世界最大の精子バンクをルポ。

目次 : 第1章 私はいったい何者なのか/ 第2章 「あなたのパパはいないわ」/ 第3章 出生告知の現実/ 第4章 精子提供への懐疑/ 第5章 世界をリードする法制度―オーストラリア・ヴィクトリア州の取り組み/ 第6章 世界最大の精子バンク―「クリオス・インターナショナル」の最前線/ 第7章 赤ちゃんをもうけた日本人女性カップル/ 最終章 変容する家族観―LGBTQやシングルでも子供を持つ

【著者紹介】
大野和基 : ジャーナリスト。1955年、兵庫県生まれ。大阪府立北野高校、東京外国語大学英米学科卒業。79〜97年、米国滞在。コーネル大学で化学、ニューヨーク医科大学で基礎医学を学ぶ。帰国後も海外取材豊富。ポール・クルーグマン、ジャック・アタリ、ジョセフ・ナイ、リンダ・グラットン、ジャレド・ダイアモンド、ユヴァル・ノア・ハラリ、マルクス・ガブリエルら世界的な識者への取材を精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • けいこ

    AID(非配偶者間人工授精)で生まれた子供が、父親と血が繋がっていないと知った時の衝撃は想像に難くない。遺伝上の父親は誰なのだろうという、自分のアイデンティティを揺るがす問題に苦悩を抱く世界中の当事者たち。『出自を知る権利』を巡る各国の法整備の状況と、当事者に告知する時期、精子バンクについてなど纏められている。そもそも、妻側の遺伝子だけでも繋がっている子供が欲しいのか、夫は血が繋がっていない子供に愛情を抱けるのか。治療中は見失いがちだけれど、生まれてくる子供の事を第一に考えなくてはいけない➡︎

  • 第三者からの提供精子による非配偶者間人工授精(AID)によって生まれた子どもの苦悩をめぐるルポ。AIDで子どもをもつことを選択したカップルは、生まれてきた子どもにその事実を隠したがる。大人になりそのことを知った子どもは、父親の血縁関係がすっぽり抜けて、自分の半分が空白状態になったように感じる。親子関係が破綻する場合もある。大事なのは、子どもが幼い頃から出自の秘密を明かすこと。簡単にDNA検査ができる現代、隠し通すことは不可能だ。だが、日本の法律に、出自を知る権利はまだ盛り込まれていない。

  • Hiroo Shimoda

    頁数は少ないがそれは無駄がないだけ。当事者の声と制度の課題はしっかり伝わってくる。考えさせられる良書

  • ののまる

    出自について子どもの知る権利が最優先!

  • びかごん

    日経新聞でおすすめしていたので読んでみる。 読みやすい文章でわかりやすかった。 自分だったらどうしたかと考えるととても難しい。子供が欲しいという思いはわかるが… どうしても親の立場になって考えてしまったが子供の立場だったらどうだろうか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items