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蘇える金狼 完結篇 角川文庫

大藪春彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041079294
ISBN 10 : 4041079292
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昼は平凡なサラリーマン、しかし、夜は組織への反逆を企てる一匹狼―。29歳の朝倉哲也は、強靭な肉体と天才的な頭脳を武器に、銀行の金を強奪し、上司の愛人を情報源として飼い慣らし、暴力団の組長にすら一人で立ち向かう。すべては腐った巨大企業を「食いものにする立場」を得るために。厄介な敵が次々と行く手を阻む中、朝倉は野望を達成することができるのか。組織の底辺に位置する男の凄絶なる復讐劇!

【著者紹介】
大藪春彦 : 1935年ソウル生まれ。早稲田大学在学中に『野獣死すべし』を発表し、鮮烈なデビューを飾る。その後、日本におけるハードボイルド小説の先駆者として一時代を築いた。96年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しょう

    前作と同様に朝倉は単純作業をこなすかの如く暴れまわり、野望達成を目指して歩き続ける。朝倉が強すぎるのもあると思うが、敵対者が総じて物足りない。よって朝倉自身に危機と言えるような緊迫感ある展開は訪れず、まさしくやりたい放題といった感じである。よく言えばわかりやすく、悪く言えば一本調子で単調ではあるが、テンポは非常によく、なかなかできたエンタメ作品ではある。

  • 森オサム

    「完結篇」でも相変わらずの暴れ振り。死体が何体増えるのか、数え切れないです。野望は徐々に達成に向かうが、少々長いかな。物語の性質上途中で躓く事は考え辛く、最後はどうなるのか?、に興味は絞られる。それでは、この終盤の展開からのラストシーンをどう見るか。成功しても破滅しても、読者それぞれに思う所有るでしょうが、個人的には逆だったかなー(笑)。貧富の差を乗り越える為の持たざる者の戦い、手段はともかく熱い時代の熱い男の物語だった。

  • コチ吉

    朝倉に対し、挑む相手側が物足りないのは否めない。重役陣が揃って麻薬をやったり殺し屋を雇ったり、めちゃくちゃだが、引き立て役と見ればそんなものか。鈴本が登場してきたあたりから、物語は加速し朝倉の画策が全てハマっていく。そこには一片の感傷もない。

  • グラスホッパー

    どうやって終わるのか、はらはらしながら読んだ。見事なラストだった。

  • まぶぜたろう

    心理描写を極力排し、ただ即物的に犯罪を繰り返す主人公・浅倉の行動は痛快だし新鮮だし、その克明な描写は優れたケイパーものであり、広い意味での倒叙であり、全く古さを感じさせない。さっすが大藪の代表作、集大成、と言いたいところだが、おんなじようなコトが繰り返されるし、何だか上手くいきすぎるし、どう考えても行き当たりばったりで書いてるしで、正直、飽きる。単調。長すぎ。朝倉がどうなるかを期待して読み進めたのに、最後が駆け足なのも残念。作者が飽きてどうするよ。(◯◯◯●●)

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