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シーラカンスは語る

大石道夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784621089323
ISBN 10 : 4621089323
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

生命の設計図であるDNA。
生命進化も当然、そのDNAの変化によって引き起こされるため、
その謎に迫るべく、近年さまざまな研究が進められています。
なかでも注目を集めているのは、古代から姿を変えていない生物「生きている化石」のDNAの研究です。
特にシーラカンスは、肢のようなヒレを持つことから生物の陸上進出の謎をとく鍵を握るとも言われており、
そのDNAの解析が待たれていました。
そして2013年、ついに、シーラカンスの全ゲノム配列が解読されたのです!
本書では、そんなシーラカンスの全ゲノム解析の結果をはじめとした、
近年のDNA研究による生命進化についての知見を解説します。
形の変化だけでない、生命進化の本質を知ることができる一冊です。

【著者紹介】
大石道夫 : 1935年生まれ。東京大学理学部生物化学博士課程修了。その後、ニューヨーク公衆保健研究所主任研究員、ニューヨーク大学医学部教授(併任)、東京大学分子細胞生物学研究所所長、国立生命工学工業技術研究所所長などを経て、現在、かずさDNA研究所理事長、バイオインダストリー協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • イノ

    生きた化石であるシーラカンスからDNAを紐解いて進化の歴史がわかったのかと思いきや肝心のシーラカンスについては後半へと引っ張り、その割には大した情報がなくてちょっとがっかり。    おなじみダーウィンの進化論が中間生物がいないからと否定されてたり、 ハイギョの凄さや魚類と両生類の中間の生物が載っていたり と面白いところもあるにある。

  • よしひろ

    3億年以上前から海に棲むシーラカンス。この魚の生態が物語るデータが、過去の生物を読み解くヒントを与える。生存に必要なDNAを奪って、競争に勝ってきた。シーラカンスには元々浮き袋用の遺伝子群があったはずであり、それが肺に転用されたのではないか。そんな手がかりをシーラカンスは物語る。

  • 新平

    シーラカンスをモチーフにDNAと生物進化について著者が語る。著者の化石コレクションの中からシーラカンス目の化石の写真が複数掲載されている。城西大学で公開されているとか。

  • サメ社会学者Ricky

    シーラカンス発見の物語やその他の魚とどう異なるかという特徴に始まり、後半はDNAや進化そのものについての議論が多め。シーラカンスだけの話という訳ではないが「ゲノムが大きいってどういうこと?」という素人の疑問を解決しながら説明してくれていたと思う。

  • ウハタ

    生きる化石シーラカンスを例に、化石とDNAから生物の進化を考える一冊。DNAの部分が知識不足で難しかったです。ゲノム解析から判った進化の道筋、分子時計、遺伝子の転用、他生物の取り込み等、興味深い話題満載でした。進化についてまだ謎が多く、今後の研究に期待。文体は固く、ちょっと取っ付き難いかも。第5章の最後「あるのは自然の摂理だけである」に共感。人間は動物や植物と一緒。コラム「第6の生物の大絶滅」は自分を含めた人間のアホさ加減に頭痛が(人間が賢いと思えない理由の一つ)。

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