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一冊でわかる大正時代 世界のなかの日本の歴史

大石学(日本近世史学者)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309722085
ISBN 10 : 4309722083
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本史がもっとおもしろくなる!大正政変から普通選挙法の成立までの歴史。近代国家となり、国際社会の一員となった日本に、世界情勢の波が押し寄せて、大衆をつき動かす。外国との関わりもよくわかる!

目次 : 序章(民衆の存在感が高まった時代)/ 第1章 護憲運動が活発化(新しい天皇と新しい時代/ 大正元年の帝国議会 ほか)/ 第2章 世界大戦の影響(十数年ぶりの再登板/ 世界大戦が勃発 ほか)/ 第3章 政党内閣への期待(大戦が終わってから軍備拡張/ 各国の思惑がうごめく講和会議 ほか)/ 第4章 国民の選挙権が拡大(無一文から出直して首相に/ 次の首相候補は加藤と加藤 ほか)

【著者紹介】
大石学著 : 1953年、東京都生まれ。東京学芸大学名誉教授。NHK大河ドラマ『新選組!』『篤姫』『龍馬伝』『八重の桜』『花燃ゆ』『西郷どん』等の時代考証を担当。2009年、時代考証学会を設立、同会会長、静岡市歴史博物館館長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みさと

    明治と昭和の間に埋もれてなんとなく存在感のない大正だが、第一次大戦を挟んで世界が大激動した時期と重なり、日本も完全に別な国となるほどに変化した時代であった。都市化の進行に伴い、サラリーマンなど新中間層が登場。教育は官吏となるためでなく教養と人格を深めるためのものとなり、家のために決められた結婚をするのではなく自由な恋愛が求められたり、メディアや娯楽が発達し、民主化・大衆化が求められた。現代の原型が形作られた時代であった。しかし、関東大震災で激変、過激な政府批判が高まり反動が荒れ狂う。これは現代への予言か。

  • Moish

    45年続いた明治時代に対し、15年しかない大正時代。『明治時代』よりもページ数は少ないが、3分の1の期間のできごとをほぼ同量にまとめているから、当然、内容は濃くなる。印象としては、「関東大震災のインパクト」と「毎年のように首相が変わる落ち着かない時代」に尽きる。後者は、のちの政党政治につながる「生みの苦しみ」ということなのだろうけど、その成果が現在、はやくも爛熟してしまっていることが、返す返す惜しい。短い大正時代の中にも、注目したい出来事、イベントがいろいろあった。特に、大正初期の公爵・徳川家達。

  • 乱読家 護る会支持!

    しっかり学んでいない大正時代。 第二次世界大戦で、日本がなぜアメリカと戦わざるを得なかったのか? どうして日本は負けたのか? その答えの大部分は、大正時代にあるように思いました。

  • Humbaba

    時代が変わるにつれて、その時の当り前もまた変化していく。実際に暮らしているときには変化すると言っても一気に変わるわけではないのでその変化の大きさに気づきにくいことはあるかもしれないが、後から振り返ってみれば非常に大きな変化だったことに気づくことになるだろう。短い時間で大きく変わったこそ様々な軋轢があり、国内だけでなく国外も見なければいけないため難しい状況でもあった。

  • パチーノ

    短い大正時代。首相がコロコロ変わり落ち着かない政治。今に残るものの源流がここにあるように思った。

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