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殺人調香師 角川ホラー文庫

大石圭

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784043572236
ISBN 10 : 4043572239
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2011
Japan

Product Description

僕は死人の香りに興奮する──渾身の倒錯的エロティック・ホラー!
柏木はハンサムな若き香水調合師にして──連続殺人鬼。命を失ってから数時間にわたって皮膚から立ち上る“その香り”に包まれながら、殺した女を犯すことが、彼の至上の喜びなのだ──!!

Content Description

柏木はハンサムな若き調香師。彼の調合する香水を求め、店には多くの婦人たちが訪れる。だが柏木には大きな秘密があった。彼は調香師にして―連続殺人鬼。命を失ってから数時間にわたって皮膚から立ちのぼる『その薫り』に包まれながら、殺した女を犯すことが、彼の至上の喜びなのだ―。だが今までで最高に惹かれる『その薫り』の美少女・レイナと出会った時、禁断の悲劇が幕を開けた…!倒錯的エロティック・ホラー。

【著者紹介】
大石圭 : 1961年、東京生まれ。法政大学文学部卒。93年、『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文藝賞佳作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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相変わらず読みやすい文章です。「香り」に...

投稿日:2012/01/26 (木)

相変わらず読みやすい文章です。「香り」についての講釈が多いが、結構ためになったりする内容です。ご本人もあとがきで書いていましたが、「香り」については無関心だったので、意外と深い世界なんだなぁと思いました。

タケヒロ さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はつばあば

    圭さん、3巻目。9人?10人?何年も前からの殺人なのに、一杯証拠となるものを残しているのに捕まらないシリアルキラー。エロだし殺人を犯すし・・でも主人公に汚らしいとか変態だとかの言葉が似合わなくて、哀しいねぇと囁いてあげたくなる。ねぇあなた「その香り」さえもちあわせてなけりゃ殺されなかったのに、と主人公を庇うセリフがポロっと・・。「その香り」を持たず、彼女達からみたら太めのおばあさんのやっかみよ(^^;。さぁ次の圭さん作品はどれがいいかしら。今の処ハズレ無だもの

  • mr.lupin

    さらなる「その薫り」を求めて、次々と殺人を繰り返す調香師の柏木。「その薫り」を掻き分けここまで匂いに執着すると言うのは、正直訳がわからない。それと、自分だけのオリジナルの香水を作ってもらうのに、服を脱がなくてはいけないとか、もう中身がどろどろのめちゃくちゃだったような。しかしそんな作品でありながら、読みやすくついつい没頭してしまうのは、やはりさすがの大石作品だと思う。「その薫り」とは、どんな薫りなんだろうか? ☆☆☆★★

  • じゅんぢ

    今まで、たんたんとした終わり方のイメージの強かった大石作品だが、今回は色々と終わり方に工夫がみられる。年がら年中、鼻のつまっている自分としてはよく分からない世界だと思った。

  • kikuchista

    ホラーを読みたくて読んだ。一風変わったシリアルキラーの話。香りについての知識が散りばめられているのが良い。

  • キー

    大石圭氏の、シリアルキラーをテーマにした作品の一つ。2011年刊行。 殺人鬼が美青年という設定は以前に『殺人勤務医』で読んだ設定、屍姦という設定も以前『死人を恋う』で読んだ設定。かといって、既視感だらけのつまらない物語ということはなく、主人公の殺人鬼が『香り』を求めて女性を殺すという設定が加わると、耽美的かつ猟奇的な雰囲気になり、どこか、昭和初期の変格派探偵小説を読むのと似た味わいさえありました。個人的な好みで言えば、大石圭作品の中でも上位の作品でした。

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