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ISBN 10 : 4588460226
Content Description
国家や宗教、言語や民族の壁を超え、移民・難民・性的少数者の経験のみならず、「私民」かつ市民としての声を地球上のさまざまな地域で響かせはじめた、“今ここにある”世界文学。進行する資本主義の支配に対抗し、喪われたアイデンティティの場を故郷として、逞しくこの世を生き抜く美学的・政治的・世俗的なリアリズムの真実を、100点を優に超える「カオズモポリタン」な小説作品群に読み解く未踏の文学論!
目次 : 第1章 カオズモポリタン文学とは何か/ 第2章 世俗的リアリズム―そのものの見方・感じ方・振る舞い方/ 第3章 資本主義リアリズムVS世俗的リアリズム―今日的問題/ 第4章 帰属とアイデンティティ―カオズモポリタン文学のショーケース1/ 第5章 哀悼と贖罪、断罪と赦免、復讐と救済―カオズモポリタン文学のショーケース2/ 第6章 世俗的リアリズムの本能の美学/ 第7章 『影の王』―カオズモポリタン文学の生成、小説的要素、大衆性/ 第8章 カオズモポリタンの小説の手法/ 第9章 カオズモポリタン文学に見る小説のジャンル
【著者紹介】
大熊昭信 : 1944年生まれ。群馬県出身。東京教育大学英語学英米文学科卒、東京都立大学大学院および東京教育大学大学院で修士課程修了。筑波大学教授、成蹊大学文学部教授を歴任。ブレイク論で博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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