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ISBN 10 : 4062923025
Content Description
日本人にとって「軍隊」とはいかなるものだったのか。一九四五年の敗戦以来、「軍隊の記憶」は、ばっさりと切り捨てられている。徴兵の恐怖と「徴兵逃れ」の実相、凄惨な私的制裁、兵士たちの性生活と花柳病、遺された家族の貞操。民衆の原像たる兵士は「皇軍」に何を期待し、いかに傷ついたか。天皇を頭首とした近代日本の「軍隊の本質」を描き出す。
目次 : 概観(幻想としての「皇軍」/ 民衆の原像としての兵士 ほか)/ 第1章 「国民皆兵」の虚実(徴兵令の施行/ 免役条項をめぐって/ 国民皆兵主義の拡大)/ 第2章 兵営への途(徴兵検査をめぐって/ 入営の日まで)/ 第3章 兵営生活の虚実(新兵の日々/ 内務班の実相)/ 第4章 天皇と「股肱の臣」(軍人勅諭をめぐって/ 軍紀と憲兵/ 兵士と天皇)/ 第5章 兵士たちの素顔(満たされぬ日々/ 性をめぐる問題)/ 第6章 出征兵士と遺家族(遺された者たち/ 凱旋兵士たち)/ 第7章 「皇軍」哀歌(大量徴集がもたらしたもの/ 私的制裁をめぐって/ 軍中央部と兵士の亀裂)
【著者紹介】
大濱徹也 : 1937年山口県生まれ。東京教育大学卒。文学博士。女子学院教諭、中京大学・筑波大学・北海学園大学教授などを経て、筑波大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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樋口佳之
読了日:2021/08/15
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