Product Details
ISBN 10 : 4480016392
Content Description
改憲論議が盛んだ。憲法九条がその中心だが、底の浅い議論が少なくない。九条の根本義とは何か、これから日本はどうあるべきか―。強靱な思索者たる四人が、徹底的に考える。そこには九条強化論もあれば、削除論もある。結論は異なるが、いずれも、一般に流布する「護憲/改憲」の枠には収まらない、ラディカルな九条論となっている。いわゆる現実主義者によっては展望し得ない「この先」を提示する、未来構想の書!
目次 : 第1章 「脱亜入欧」から「脱米入亜」へ―九条の精神と、これからの保守主義(保守思想とは何か?/ 「未来の他者」と保守主義 ほか)/ 第2章 「明後日」のことまで考える―九条強化と国連中心主義(国連はどこまで信頼できるのか?/ 対米自立と国連のバージョンアップ ほか)/ 第3章 我ら愚者の民主主義―九条削除論と戦後日本の欺瞞(正義概念の原点とは何か?/ 反転可能性テストとは何か? ほか)/ 第4章 「こうしよう」と言える日本―憲法九条と積極的中立主義(絶対平和主義としての九条/ 徴兵制を受け入れるか ほか)
【著者紹介】
大沢真幸 : 1958年、長野県松本市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。思想誌『THINKING「O」』(左右社)主宰。専攻は比較社会学・社会システム論。著書に『ナショナリズムの由来』(講談社、毎日出版文化賞)、『自由という牢獄』(岩波書店、河合準雄学芸賞)、『ふしぎなキリスト教』(共著、講談社現代新書、新書大賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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夜間飛行
読了日:2023/05/18
ophiuchi
読了日:2016/08/18
樋口佳之
読了日:2016/08/08
sk
読了日:2019/06/15
katono
読了日:2019/06/01
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