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ディオクレティアヌス時代のローマ帝国 山川歴史モノグラフ

大清水裕

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784634673830
ISBN 10 : 4634673835
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2012
Japan

Content Description

目次 : 古代ローマ世界における都市とディオクレティアヌス/ 第1部 イタリア属州化と諸都市の動向(皇帝の「命令」と都市監督官―イタリア属州化とある地方都市の試み/ ディオクレティアヌス治世のアクィレイア―都市・皇帝関係に見るアポロ・ベレヌス奉献碑文の意義/ 港湾都市オスティアと食糧長官―ディオクレティアヌス治世の都市間競争/ カンパニア諸都市から見た皇帝と元老院―セリーノ水道と顕彰碑文に見る都市の動向)/ 第2部 北アフリカにおける戦争と平和(北アフリカ諸属州の再編と都市の動向―属州総督の活動を中心に/ 都市のなかの皇帝たち―顕彰碑文に見る都市と皇帝/ ランバエシスからキルタへ―ヌミディアの分割と再統合から/ マウレタニアから諸属州の再編成―軍事的危機と都市)/ 第3部 「碑文習慣」の衰退―ヒスパニア、ガリア、ゲルマニア(ヒスパニアにおける都市と帝国―属州首都と総督・皇帝の関係を中心に/ ガリア、ゲルマニアの諸都市と四帝統治の皇帝たち―クラロとモゴンティアクムの碑文を中心に)/ ディオクレティアヌス改革と帝国のその後

【著者紹介】
大清水裕 : 1979年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、博士(文学)。現在、日本学術振興会海外特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • MUNEKAZ

    ディオクレティアヌスが行った諸改革、とくに地方統治に対する皇帝権力の介入強化を検証する。本書が対象とする帝国西方に遺された碑文からは、中央から地方への圧力が一律に強まったとは見て取れず、むしろ依然として都市の自律的な支配が根強いことが伺える。またガリアでは「ラテン語で書かれた碑文を建てる」という習慣自体が薄れていることも推察され、逆に脱ローマ化の傾向も。キリスト教弾圧などからのディオクレティアヌスの強圧的なイメージを覆すような内容で興味深い。帝国の変容は、一つの改革で一気に進んだ訳ではないということか。

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