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ローマ・ヴァティカン機密文書館に眠る知られざる世界史の闇を語る機密文書 門外不出の機密文書から読む歴代ローマ教皇の権勢と影響力

大泉光一

User Review :5.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784830951114
ISBN 10 : 4830951117
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 第1章 昭和天皇裕仁とローマ教皇の交誼―昭和天皇、教皇ピオ12世の教皇就任を祝う書簡で相互の友情と交誼を誓う/ 第2章 コロンブスのアメリカ大陸発見とその領有権を巡る教皇アレクサンデル6世の勅書―諸大陸を2つに分断した教皇勅書の権威/ 第3章 駐ドミニカ共和国教皇大使が教皇ピオ9に宛てたコロンブスの遺骨発見に関する調査報告書―コロンブスの遺骨を巡る謎を追う/ 第4章 モンゴル帝国第3代皇帝グユク・ハーンと教皇インノケンティウス4世の確執―グユクがローマ教皇に宛てた前代未聞の勅書とは/ 第5章 英国王ヘンリー8世の離婚許可の嘆願書―85人の英国議会議員、ローマ教皇にヘンリー8世の婚姻の解消を求めて嘆願書を送る/ 第6章 英国国王チャールズ1世が教皇インノケンティウス10世に宛てたラテン語書簡(1645年10月20日付ロンドン発信)―チャールズ1世がローマ教皇インノケンティウス10世に宛てた寵臣グラモーガン候の信任を求めた自筆署名書簡/ 第7章 中国・南明朝第4代皇帝「永暦帝」の嫡母「定聖慈粛皇太后」(孝正皇后)がローマ教皇に救援を懇願した書簡/ 第8章 奥州王伊達政宗がローマ教皇パウルス5世に宛てた親書―書簡に隠された極秘事項とは/ 第9章 伊達政宗宛ローマ教皇グレゴリウス15世のラテン語書簡の下書き(1623年5月27日付ローマ発信)(A.S.V.,Arm.45,Grego XV an.III,fol.80b,n.99)―政宗に強く受洗を求め、伊達領内に「キリシタン共和国」の建設に期待/ プロローグ 歴史研究の真髄―「史実」(歴史的事実)と「物語」の峻別を!

【著者紹介】
大泉光一 : 1943年(昭和18年)、長野県諏訪市生まれ、宮城県柴田郡大河原町で育つ。学位、博士(国際関係)日本大学。メキシコ国立自治大学(UNAM)東洋研究所研究員、メキシコ共和国最大の商業銀行“Bancomer”銀行初代駐日代表、国際事業本部極東地域担当部長、国連多国籍企業センター客員研究員、チリ国立大学客員教授・経済・経営学部学術顧問、ペルー国立サン・マルコス大学客員教授、コロンビア国ロス・アンデス大学客員教授、スペイン国立バリャドリード大学客員研究員・客員教授、同大学アジア研究センター上席研究員・顧問、スペイン国立サンティアゴ・デ・コンポステラ大学大学院客員教授などを経て、日本大学国際関係学部・大学院国際関係研究科教授、2007年4月より青森中央学院大学・大学院地域マネジメント研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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私は専門家ではありませんから、このような...

投稿日:2021/02/28 (日)

私は専門家ではありませんから、このような著作を通さずしてヴァティカンの文書を垣間見ることはできなかったでしょう。古文書読解能力を有する研究者が学術研究にのみ許される然るべき手続きを経て閲覧した、いくつかのテーマを詳細かつ丁寧に。その時代のリアルな資料を紐解き、とおり一遍の歴史資料解説にとどめてはいない、示唆に富んだ内容。とても興味深く、じっくりと読み進めることが楽しい一冊。真面目な労作でありながら、この価格はいまどき、本当にとても良心的。関心のあるところから読み始めても面白いと思います。単なる筋書きにとどまることでは満足しない、歴史が好きな方にはおすすめの一冊です。

アポクリファ さん | 千葉県 | 不明

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