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「イスラエル人」の世界観

大治朋子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784620328386
ISBN 10 : 4620328383
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜ、世界中から非難されても彼らは報復を止めないのか。国家の存亡をかけた「悪との戦い」。新聞協会賞2年連続受賞&ボーン・上田記念国際記者賞受賞。ワシントン特派員、エルサレム支局長などを歴任。特派員、研究者、ボランティアとして現地に6年半暮らした特異な経験をもとに、歴史的経緯から紡ぎ出されるイスラエルの「光」と「闇」の世界を徹底解説。

目次 : 第1章 ハマスの攻撃で壊れたイスラエル/ 第2章 ユダヤの歴史/ 第3章 「光」のイスラエル/ 第4章 「闇」のイスラエル/ 第5章 変貌するイスラエルの世界観/ 第6章 紛争解決に向けた草の根の取り組み

【著者紹介】
大治朋子 : 毎日新聞編集委員。1989年に入社し、阪神、横浜など各支局、サンデー毎日、社会部、外信部を経て現職。社会部時代の防衛庁(当時)による個人情報不正使用に関する調査報道で2002、2003年度の新聞協会賞を2年連続受賞。ワシントン特派員時代の米国による「対テロ戦争」の暗部をえぐる調査報道で2010年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。英オックスフォード大学ロイタージャーナリズム研究所元客員研究員。テルアビブ大学大学院(危機・トラウマ学)などを修了。専修大学文学部ジャーナリズム学科などで客員教授を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 紙狸

    2025年6月刊行。著者は新聞記者。エルサレム支局長を経て、テルアビブ大学大学院で危機・トラウマ学を学んだ。イスラエルのユダヤ人、パレスチナ人に知人が多い。豊富な経験・人脈を生かして2023年のハマス・イスラエル衝突の背景を描く。出色なのは、ユダヤ暦の祝祭を節目とした1年、出生、教育、結婚、葬儀という一生を描写することで、「人々の日常に染みわたる宗教性」の深さを示したくだりだ。章立てを、ユダヤ人としての誇りという「光」と、パレスチナ人に対する人権侵害という「闇」に整理した工夫のおかげで、読みやすい。

  • はやたろう

    イスラエルは常に戦争をしているというイメージがあり、原因なのかは全然知らなかったが、長いユダヤの歴史があることが分かった。呼んでいる最中に、米トランプ大統領の仲介?で停戦合意され、えっ?と思ったが、この書を読む限りだと合意しても、過去を見るとイスラエルが反故にして攻撃したことがあり、歴史は繰り返されるかと感じた。ユダヤ人の歴史の複雑さはあるが、ナチスにされたことを自らやっているようにしかみえない。パレスチナに対する非人道的な振る舞いはいただけない。イスラエル人の世界観は理解が難しい。

  • ののまる

    なぜイスラエル人がパレスチナを暴力的に非人間的に殺し続けても平気なのか?なぜガザ戦争が解決しないのか?について、いちばん分かりやすい本だった。自分の中の良い狼に餌をあげ続けること。

  • Kooheysan

    2023年10月7日のハマスの攻撃で、イスラエルは「壊れて」しまった…。簡便なユダヤ人の歴史、イスラエルの建国の歴史を振り返り、背景としての文化(年中行事とユダヤ教)までしっかり解説したうえで、なぜイスラエルが「壊れて」しまったのか(この言葉のチョイスが見事。本当に何かが壊れてしまったようにしか感じられません)、その疑問に答えていこうとする著作です。今の自分には、大変参考になりました。個人的メモとして、最終章で述べられていることを読んでいると、中島みゆきさんの「顔のない街の中で」そのままだな、と。

  • まさきち

    読んでいても伝わるさすが記者という文章で本書の構成もよかった。 パレスチナ次いでイスラエル側からのルポや心情、紛争と合意と破棄、両者からの明るい動きと著者の思い、その解決への希望と方策…と続く。 元凶についての考察として被害者感情というのは鋭い。パレスチナ問題自体もそれに至る以前のナチスによるホロコーストを持ち出すまでもなく身近な出来事からも理解できる。 またユダヤ人の約束の地への固執については被害者意識だけでなく選民意識や生活に日々根付いた教条についての記述も重層的。 タイトルに応える良い本だった。

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