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ISBN 10 : 486578117X
Content Description
「生物物理」第一人者のエッセンス!「段階はあっても、断絶はない」。単細胞生物ゾウリムシにも、ヒトにも“自発性”はある!では“心”はどうだろう?ゾウリムシを観察すると、外からの刺激にかかわらず方向転換したり、“仲間”が多いか少ないかでも、行動は変わる。機械とは違う、「生きている」という「状態」とは何か?「生きものらしさ」の出発点“自発性”への問いから、「生きもの」の本質にやわらかく迫る!
目次 : 1 講演 “生きものらしさ”とは何か/ 2 自発性とは?(ゾウリムシのこと/ 「ゆらぎ」について―自発の源/ 自発から意志へ)/ 3 状態論(状態論で生きものをみる/ 生きものは“やわらかい機械”をもつか?/ 筋肉収縮の場合)/ 幕間 日本の科学者として/ 4 生きものの“ソフト”を問う―結びにかえて(“古典的な問い”と“現代の問い”と/ 生きもののソフトは?心は?目的は?/ 生きもの相互の関係)
【著者紹介】
大沢文夫 : 1922年大阪生。日本学士院会員、名古屋大学名誉教授、大阪大学名誉教授。理学博士。専門は生物物理。1944年東京帝国大学理学部物理学科を卒業、名古屋帝国大学理学部助手。50年助教授、59年教授。61年理学部附属分子生物学研究施設教授。68年より大阪大学基礎工学部教授を併任。86年定年退官。87年愛知工業大学教授、95年同客員教授。研究のテーマは生命をめぐる科学の広範囲にわたり、特に「生きているという状態」を知るために展開した物理学的方法論は世界的にも高く評価され、「生物物理」の創造と発展に大きく寄与した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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takao
読了日:2025/05/12
妖湖
読了日:2018/05/06
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