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ISBN 10 : 4065258987
Content Description
将軍・足利義満の寵愛を受け、芸術界の頂点を極めた世阿弥は、しかし義教の時代に一転冷遇され、佐渡配流に。一方、織田信長に引き立てられ、豊臣秀吉に優遇された千利休も、最後は秀吉から死を賜り自刃することになった。「芸道と権力の矛盾的共生」を生きた稀代の芸術家二人は、弛緩と緊張の相半ばする時代と人生の只中で、能楽と茶の湯という芸道をいかにして成らしめたのか。時の隔たりを超え、二つの巨星を突き合わせることで見えてくる、日本的美の深奥としての「遊」の境地。
目次 : 第1章 なぜ「世阿弥と利休」か(六百余年の忘却に埋もれていた世阿弥/ 「世阿弥と利休」という視座/ 世阿弥と足利義満・義教 ほか)/ 第2章 世阿弥と義教(足利義教―天魔と歌人が同居する将軍/ 『風姿花伝』の「花」/ 『風姿花伝』から『花鏡』へ―「秘すれば花」 ほか)/ 第3章 利休と秀吉(『南方録』研究史の概観―茶湯ニハ、昔ヨリ書物ナシ/ 下克上の時代の茶の湯/ 織田信長―夢幻の如く也 ほか)/ 結語 「遊」、そして現代
【著者紹介】
大橋良介 : 1944年、京都市生まれ。京都大学文学部卒業。ミュンヘン大学哲学部博士号学位取得。ヴュルツブルク大学哲学教授資格取得。滋賀医科大学助教授、京都工芸繊維大学・大阪大学大学院・龍谷大学の教授を歴任。定年後、ケルン大学・ウイーン大学・ヒルデスハイム大学・テュービンゲン大学の客員教授を歴任。2014年より日独文化研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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tamami
読了日:2022/09/07
広瀬研究会
読了日:2023/05/14
Masa
読了日:2022/05/08
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