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しぶとく生きる がんになった緩和ケア医、いのちの質問に答える(仮)

大橋洋平

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575315738
ISBN 10 : 4575315737
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan

Content Description

「再発が怖くてたまりません」
「セカンドオピニオンをとりたいけれど、主治医を裏切るようで後ろめたくて」
「小児がんで予後が良くない10歳の娘に、“私、死んじゃうの?”と聞かれて悩んでいます」
「コロナで病院が面会禁止になり、大切な人を看取れないかも」
−−今、まさに苦しんでいる患者さんやご家族、医療者からの「命の質問」に、がんを生きる緩和ケア医・大橋洋平先生が明るく、正直に、本音で向き合います。最後まで自分らしくあるための「しぶとく生きる処方箋」。

第一章 先生、治療がとにかくつらいんです
・想像を絶するきつい治療に心が折れそう……
・再発の恐怖に怯える毎日。もうイヤ
・顔に残った手術痕。鏡を見るたびつらいです
・「がんに効く」サプリや民間療法ってある?
・セカンドオピニオンを受けたいが、主治医に悪くて
・余命宣告は受けるべきなのでしょうか?
・末期を疑う夫に真実を知らせるべき?
……他

第二章 現役がん医者はこう考える
・同じ環境でもがんになる・ならないの分かれ目は?
・「あなたは助かる。勘だけど」とナースは言うが……
・「がん以後」の職場復帰。障害はあった?
・痛い時、つらい時の乗り越え方は?
・今なら絶対しない、患者に対するかつての言動は?
・看護師です。患者さんにうまく言葉がかけられません
・患者で医者の先生にとって「理想の病院・医者」とは?
……他

第三章 家族にこそケアが必要
・闘病中の我が子から「私、死んじゃうの?」と聞かれて
・息子を助けたい!! でも夫は民間療法に難色を……
・認知症の母のがん治療に悩んでいます
・最期を迎えつつある妻を、どう受け止めたらいい?
・姉が安楽死を口にして困っています
・夫が「せめて最期は自宅で」と望んでいます
・いまだに連れ合いの死から立ち直れません
……他

第四章 最期の日々を、最善の日々に
・今話題の「人生会議」はどうあるべき?
・緩和ケアを勧めたら「生きる力を奪ってしまうかも」と……
・ご家族に「『看取り』って言わないで」と叱られました
・終末期に入った患者仲間にどんな気配りをすれば?
・緩和ケア病棟に入れず在宅医療となったら
・もう疲れました。安楽死したい
・大橋先生にとって「最高の死」とは?
……他

特別編1 コロナの時代にがんを生きる
・東京五輪を見ることを目標にしてきたのに
・肺転移で咳込む私に周囲の視線が冷たくて
・体調不良に「もしやコロナ?」と怯える日々
・面会禁止で最期のお別れができなかったら
・コロナ差別、がん差別にどう立ち向かえば?
……他

特別編2 緩和ケア 面談ライブ
@娘への「終末期」の伝え方
A高齢の親への伝え方
B残される家族への不安
C生きる意味

【プロフィール】
1963年、三重県生まれ。三重大学医学部卒業後、総合病院の内科医を経て、2003年、大阪市の淀川キリスト教病院で1年間、ホスピス研修。翌04年より愛知県のJA厚生連 海南病院・緩和ケア病棟に勤務。08年よりNPO法人「対人援助・スピリチュアルケア研究会」の村田久行先生に師事し、13年度から18年度まで同会・講師。医師生活30周年の18年6月、稀少がん「消化管間質腫瘍」(ジスト)が発見されて手術。抗がん剤治療を続けながら仕事復帰し、同年12月、朝日新聞「声」欄に過酷な闘病生活を綴った投稿が掲載されて大反響を呼ぶ。19年8月、初の著書『緩和ケア医が、がんになって』(双葉社)を出版。現在も講演や執筆活動で自身の経験や想いを発信している。


【著者紹介】
大橋洋平 : 1963年、三重県生まれ。三重大学医学部卒業後、総合病院の内科医を経て、2003年、大阪市の淀川キリスト教病院で1年間、ホスピス研修。翌04年より愛知県のJA厚生連海南病院・緩和ケア病棟に勤務。08年よりNPO法人「対人援助・スピリチュアルケア研究会」の村田久行先生に師事し、13年度から18年度まで同会・講師。医師生活30周年の18年6月、稀少がん「消化管間質腫瘍」(ジスト)が発見されて手術。抗がん剤治療を続けながら仕事復帰し、同年12月、朝日新聞「声」欄に過酷な闘病生活を綴った投稿が掲載されて大反響を呼ぶ。19年8月、初の著書『緩和ケア医が、がんになって』(双葉社)を出版。現在も講演や執筆活動で自身の経験や想いを発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • なにょう

    【購読】癌にかかった緩和ケア医の大橋先生。講演の告知のチラシを見たり、朝日新聞の記事を読んだ。活発に活動されている印象。だからこの本を購入した。ごめんなさい、先生、希少癌で一日、一日を精一杯生きていらっしゃるとは知らなかったです。今も非常勤で海南病院に勤務されている。★2,000人近い患者さんを見送ってきたからこその言葉の数々。数年前、親を亡くしたが、この本を読んで納得したこともあった。先生の誠実な態度には頭が下がります。一日でも長く生きていてください。同じ三重県の空の下で応援しています。

  • Harumi Narukawa

    私はがん患者で 父はすい臓がん患者です。がんに罹患する人はたくさんいるのに その人の不安にどう対処していけばいいのかわからないことが多い。著者が患者でがんの専門医だからこそ読む方にもうなづける考え方が満載。全然難しくないとてもいい本です。

  • kazu904

    がんで家族を亡くしていますが著者と同じで軽々しく会話をしていた事を反省させられました。がんになって初めて感じる事が多々あると思いました。家族の一員として話を聞く事の大切さ学びました。

  • yamakujira

    第1章「先生、治療がとにかくつりんです」では「想像を絶するきつい治療に心が折れそう」とか「末期を疑う主人に真実を知らせるべき?」とか「がん保険は入るべき?」とか、15のQ&Aが並び、全4章と特別編「コロナの時代にがんを生きる」、全部で58のQ&Aで患者や家族の疑問と不安に答えてくれる。自身も癌患者だから寄り添うやさしさは感じるものの、オウム返しの会話を勧める傾聴ってバカにされてるように思えるね。コロナでの行動制限や面会禁止など、時間制限のある癌患者にはつらい規制もそろそろ終わるかなぁ。 (★★★☆☆)

  • ず〜みん

    図書館の本で読破。現役緩和ケア医が胃がんの一種であるジストを罹患し、2019年からは肝転移もある、という。そんな患者兼医者のがん患者や患者家族からのQ&A

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