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黄金舞踏 俳優・山川浦路の青春 潮文庫

大橋崇行

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784267024122
ISBN 10 : 426702412X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan

Content Description

 日本の近代演劇草創期に女優として活躍した山川浦路(やまかわ・うらじ)を主人公とする歴史小説。
 日本人離れした体格と美貌とによって女優として高い評価を受けた山川浦路は、映画『バグダッドの盗賊』で知られる夫・上山草人(かみやま・そうじん)とともに活躍し、アメリカに渡って波瀾万丈の非常に魅力的な人生を送ったといわれています。
 また、浦路と草人の結婚の際、仲人が後に内閣総理大臣となる犬養毅(いぬかい・つよし)であり、女優になることをめぐって浦路が乃木希典(のぎ・まれすけ)と対峙しているほか、谷崎潤一郎、森?外などをはじめ歴史上の著名な人物が次々に浦路の人生にはかかわっています。今まであまり知られていなかった歴史の一側面についても垣間見ることができる魅力のあふれる内容となっています。

【あらすじ】
1947年、日系二世の野正琴(のまさ・こと)は、ロサンゼルスのリトルトーキョーを訪れていた。戦時中、ヒラリバー収容所に移住させられていた際に近所に住んでいた老女が、今はこの小さな日系人街にある古いガレージの二階に住んでいる。彼女の名は、三田千枝(みた・ちえ)。かつてUra.Mitaとしてハリウッド映画に出演していた女優であった。映画が好きな琴は千枝に、いつか女優だった頃のことを聞かせてほしいと頼み込んでいたのだ。その約束を実現してもらうためにやってきたのである。そんな琴に千枝の口から語られたのは、日本で山川浦路という名で活躍をしていた輝かしい日々のこと、そして千枝のかつての夫・上山草人(かみやま・そうじん)との関係についてだった‥‥。

【著者紹介】
大橋崇行 : 1978年、新潟県生まれ。上智大学文学部国文学科卒業後、上智大学大学院文学研究科博士前期課程を経て、総合研究大学院大学文化科学研究科修了。博士(文学)。小説の代表作に、『遙かに届くきみの聲』(双葉文庫、第1回ルーキー大賞受賞作)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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    知らなかった。こんな恰好いい人がいたなんて。 と、1行目に私が感じたことそのまんまが書いてある解説にも唸っちゃいました。 華族女学校を出て女優となり演劇の道を切り開き、やがてハリウッドに居を移した三田千枝(山川浦路)の賑やかな半生記。近代文化史の息吹を感じられます。

  • マッケンジー

    女優・山川浦路を主人公にした歴史小説。まだまだ女性の言動が制限されていた時代に、自分で自分の運命を切り開く女性が実在していたというのは非常に心強い話。浦路の生き方を見習いたいものです。

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