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アンメット ーある脳外科医の日記ー 12 モーニングkc

大槻閑人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065326695
ISBN 10 : 4065326699
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昭和40年、高度経済成長期の日本。かつて知能に障害を持つ子供は、「精神薄弱」と呼ばれていた――。日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。そして患者の多くが何らかの後遺症と闘っている。関東医大から准教授のポストを用意された星前は、自身の理想の医療をめぐり、葛藤する。そしてそれは、西島会長が丘陵セントラル病院に仕掛ける策謀の、最初の一手に過ぎなかった。一方で会長の暴走を止めるべく動きだした大迫教授。脳外科医としての地位にこだわる彼が目にしてきたのは、昭和の時代の障害者対策が抱えていた問題、その痛みだった。「Talk and Die症候群」「ptsd」「重症児」のエピソードを収録。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぽんだま

    してあげる側としてもらう側…考えさせられる内容だった。

  • Decoy

    かなりヘヴィな話。権力の醜さと、日本の人権意識の低さ…。

  • れい

    重症児(=知的障害児)をもつ歴史を初めて知って、苦しくなった。

  • 鉄路のほとり

    後半は、脳外の話を離れて障害者福祉の歴史。大迫教授の過去が語られる。

  • 3.5 大迫教授が西島に反旗を翻し、病院建て替えにともなう贈収賄を告発。「あいつさえ現れなければ…」とは建設会社の営業部長のことだと思うけど、そういう問題じゃない気がするな。そいつが現れなくても同じようなことになってたと思う。知的障害児をきょうだいに抱え、さらに母子家庭だったことによるヤングケアラーの問題。微妙に脳外科の範疇から外れる話のような気もするけど、医療から福祉まで地続きにサポートしてくれるなら患者としては助かるよなぁ。

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