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官のシステム

大森弥

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130342346
ISBN 10 : 4130342347
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
大森彌 ,  

Content Description

様々な改革が叫ばれながら、日本の行政システムはなぜ大きく変わらないのか。そのメカニズムを分析し、日本的特質を解明する。省庁再編、分権改革などによりシステム転換を迫られる今、官僚制の将来像を展望する。

【著者紹介】
大森彌 : 1940年東京生れ。1968年東京大学大学院修了、法学博士。1984年東京大学教養学部教授。1996年東京大学大学院総合文化研究科教授。1997年同研究科長・教養部長。2000年東京大学停年退官、千葉大学法経学部教授、東京大学名誉教授。2005年千葉大学定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • あきあかね

     明治国家の建設とともに誕生し、戦後改革を経てもなお継続してきた、官のシステム。本書は、日本の行政活動、官僚制を組織や人事の観点から明らかにする。 省庁再編や地方分権といったマクロの視点もあれば、職場の「大部屋主義」、法律案や予算案の作成、国会答弁の作成の具体の流れなど現場レベルのミクロな切り口からも分析されている。 分析に留まらず、様々な提言もなされている。省庁間のセクショナリズム、縦割りの弊害を是正するため、省庁間の人事交流の促進、更には、特定の省庁での終身雇用ではなく、「日本国事務官·技官」の⇒

  • Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】

    テーマは興味深いのだが、学術本のため多少とっつきにくい。全部細かく読むと時間がかかるので、ざっと読んで返却しちゃった・・・。

  • 中将(予備役)

    題名のとおり行政組織のシステムを解説した一冊。少し古いが官吏の生態を詳しく述べていて、面白かった。「大部屋」の構造や組織への影響、「職員ありき」の仕事の仕方、出世の仕方、どれも報道を見聞きしたり(あるいは書いたり)創作したりする上で読んで損はないだろう。刊行後、示された方向の改革はある程度進んだ気もする。

  • ななっち

    職階制についての記述から始まり、官僚組織の性質やシステムなど、大森節にて記述されています。いやー、懐かしいなあと思いながら一気に読んでしまいました。

  • 55くまごろう

    政治主導、行政改革を考える際に、実際の官僚システムがどのようなものかを知る必要があると考え本書を手にしたが、当初の目的どおり、官僚の世界、職場がどのようなものであるかのイメージが得られた。政治主導の実現とは、単なる政治家がパフォーマンスではなく、現在の政と官の関係を規定する組織制度の見直しから考える必要がある。具体的には事務次官を頂点とする官の人事制度の改革だろう。

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