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ヒッタイトに魅せられて 考古学者に漫画家が質問!!

大村幸弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784634151901
ISBN 10 : 4634151901
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「日本のインディー・ジョーンズ」の秘話を、少女漫画界屈指のストーリーテラーが発掘!?

目次 : 1章 考古学青年、アナトリアの大地へ“立志編”/ 2章 大村博士、カマン・カレホユック遺跡を掘る“奮闘編”/ 3章 「文化編年の構築」と地域にやさしい考古学“開拓者編”/ 4章 ヒッタイト帝国の謎にせまる!“前編”/ 5章 ヒッタイト帝国の謎にせまる!“後編”/ 6章 「鉄」を生み出したのはだれ?ヒッタイトと鉄の謎にせまる/ 7章 ヒッタイトよりも謎に包まれた幻の王国 ミタンニにせまる!

【著者紹介】
大村幸弘 : 岩手県生まれ。1972年以来、トルコ各地の発掘調査に参加、現在、アナトリア考古学研究所所長。著書・訳書に『鉄を生みだした帝国―ヒッタイト発掘』(講談社ノンフィクション賞受賞)、『アナトリア発掘記―カマン・カレホユック遺跡の二十年』、『ヒッタイト王国の発見』、『トロイアの真実―アナトリアの発掘現場からシュリーマンの実像を踏査する』など

篠原千絵 : 神奈川県生まれ。1981年に『赤い伝説』で漫画家としてデビュー。『闇のパープル・アイ』、『天は赤い河のほとり』で小学館漫画賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    SFと歴史好きにとってソラホトは大好物のマンガなので、その作者とヒッタイト研究の泰斗の対談は実に楽しく面白かった。古代トルコ史に惹かれた理由や作品発表までの事情、遺跡発掘の現状から最新の研究動向まで、ヒッタイトが好きで好きでたまらない2人が縦横無尽に語り尽くす熱気が伝わってくる。特に発掘にまつわる人間臭い事情についてはエジプトの話は多くの本に書かれ広く知られているが、トルコ関係は情報も乏しかったため渇きを癒してくれた。旅行会社がヒッタイトツアーを企画してくれるなら、ぜひ本書を片手にアナトリアを再訪したい。

  • キムチ

    孫の世代向けと思いつつ、軽く読めた。きっかけはYouTube ヒッタイト人の番組が上位にあるのか不思議だった為。もっとも2003、Nスぺで見た【トルコ 文明の十字路】に酷く惹かれ、数回繰り返し見た記憶がある。大村氏の存在を知ったのもこの時。想像以上にある人種差別の状況の中で培われたであろう忍耐苦汁の日々を思いやった。安穏とし一見平和な考古学の世界に沈殿するその感覚!それを超えるヒッタイトの悠久の歴史。人類史初めて鉄を武器とした彼らの性格、社会構造、国際?感覚に舌を巻く。漫画タッチとはいえ上手い仕上がりだ

  • あっか

    新刊。ときめかしい〜。天河きっかけでヒッタイトに興味を持ちトルコやエジプトが好きになったわたしのような民(笑)は必読!大村先生の遺跡発掘のお話ばかりではあるけれど、天河の物語と度々リンクしたりシーンやキャラを思い出す記述が出てきたりして嬉しくなります。遺跡発掘ってすごいな…そんな場に日本人として何十年も携わっているなんて本当に凄い…大人になってから天河を全巻Kindleで買い直して読み返したんですが、やっぱり名作だな!と改めて思いました。

  • よっち

    ヒッタイトを舞台にした漫画『天は赤い河のほとり』の著者・篠原千絵さんが、考古学者・大村幸弘アナトリア考古学研究所長に質問!ヒッタイト帝国についてアツく語り合う対談集。 大村先生がどのようにして遺跡の発掘作業に携わるようになったのか、ヒッタイト帝国とはどんな国だったのか、篠原先生の作品誕生のきっかけなども書かれていて、ヒッタイト帝国に関しては鉄と戦車と古バビロニア王国を滅ぼしたこと、エジプトとのカデシュの戦いくらいの認識でしたが、ミタンニとの関わりとか近年新たなことが判明しているらしくて興味深く読めました。

  • 天は赤い河のほとりの篠原先生が考古学者の大村先生に質問しまくる、お二人のヒッタイトへの愛情が溢れ出る素晴らしい本。カデシュの戦いはエジプトの粘土板だとエジプトの圧勝とあるけど、それならわざわざ和平条約結ばないよねとか、一級資料の粘土板に書かれているからってすべて真実じゃないよな…。謎の文言「鉄を生産するには悪い時期なのです」もよい。大村先生が現地に発掘や養蜂で雇用を生み出したり、学校で授業をしたり、素晴らしすぎる。ホントに好きなものがあるとそれに関わるものまつわるものすべてが愛しくなるんだろうなあ。

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