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中国明末のメディア革命 庶民が本を読む

大木康

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784887085060
ISBN 10 : 4887085060
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2009
Japan

Content Description

明代末の嘉靖元年=1522年以降の中国で絵入り小説が大流行、庶民が本を読み始めた…。書物の多様性、大規模企画の出現、そして、出版速度=スピードアップ。このメディア革命について多角的に考察する。

【著者紹介】
大木康 : 1959年横浜生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程(中国語中国文学専門課程)単位取得退学。博士(文学)。東京大学東洋文化研究所助手、広島大学文学部助教授、東京大学文学部助教授、同東洋文化研究所助教授を経て、東京大学東洋文化研究所教授。専門は、中国明清時代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • つまみ食い

    「本」というメディアの変遷(竹簡・木簡から冊子へ)やそうしたメディア変遷の背景にある社会的状況、またメディアの変化が社会へ与えた影響が明末を一つの転換点として注目する視点から手堅く、かつコンパクトにまとめられている

  • maqiso

    明代後期に、科挙の受験人数が増えたことで知識層が増え、書物の需要が高まり、解説書や小説も含めて印刷物の数が爆発的に増えた。長編小説の登場や巻物から冊子への転換が、印刷術の発明からかなり遅れているのが面白い。

  • 佐藤丈宗

    中国明代の出版文化をフォーカス。この時期に起こった出版文化を、装丁の変化、図像の位置付け、白話小説の流行といった現象に着目して概観する。現存する中国漢籍には「ガラス越しに見るもの」と「手に取って見られるもの」があるという著者の実感が込められた本書のプロローグ。その違いは何か? これこそが明末に起きた出版革命であり、本書を通じて明かにされるテーマである。

  • sfこと古谷俊一

    製本方法の変更や明朝体の採用などで書籍が量産しやすい技術が確立され、小説なども含めた書き下ろし本が大ブームを引き起こした明の末期を「メディア革命」として捉えた本。

  • Jirgambi

    工具書は確かに中国研究の他に使う場面を未だ知らない。そして嘉靖年間以降でも帝政期の本は、気持ちとしては貴重図書。

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