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ISBN 10 : 4006022352
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Content Description
『枕草子』は、日本の代表的な随筆文学。各章段のテーマは、自然、儀式、文学、宮廷内の事件と、作者清少納言の旺盛な好奇心の趣くまま、様々である。物事への好悪のはっきりした個性と、鋭敏な感覚、連想を次々に繰り出し、リズミカルな文体で書き継がれ、読む者を飽きさせない。千年前のひとりの女性の偽らない心の動きは、今もなお新鮮である。大庭みな子の訳文は、作者の息遣いを伝える、彩り豊かなものになっている。
目次 : 四季の美しさ(第一段)―春はあけぼの/ 中宮がお産のために(第八段)―大進生昌が家に/ 命婦のおとどという名のねこ(第九段)―うえにさぶらう御ねこは/ 清涼殿のはなやかさ(第二三段)―清涼殿の丑寅のすみの/ 女の生き方(第二四段)―おいさきなく/ 興ざめなものは(第二五段)―すさまじきもの/ いやな、にくらしいもの(第二八段)―にくきもの/ どきどきするもの(第二九段)―こころときめきするもの/ 過ぎた日の恋しくなつかしいもの(第三〇段)―すぎにしかた恋しきもの/ 七月のある朝のこと(第三六段)―七月ばかりいみじうあつければ〔ほか〕
【著者紹介】
大庭みな子 : 1930‐2007年。小説家。東京都生まれ。津田塾大学学芸学部英文学科卒。1967年、『三匹の蟹』で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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