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コーランの世界 ふくろうの本

大川玲子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309760605
ISBN 10 : 4309760600
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2005
Japan

Content Description

イスラーム教の聖典を時代ごと様式ごとに一挙に収録。神の言葉を記した絢爛豪華なコーラン写本を本邦初公開する。写本の装飾芸術とイスラーム世界の歴史、さらにはその思想を並行して解読する新しい形の入門書。

【著者紹介】
大川玲子 : 1971年、大阪生まれ。東京大学文学部イスラム学科卒業後、同大学院修士課程修了。東京大学人文社会系研究科アジア文化研究専攻イスラム学専門分野博士課程に進学、この間、講談社野間アジア・アフリカ奨学生としてカイロ大学やカイロ・アメリカン大学に留学の後、ロンドン大学大学院東洋アフリカ研究学院(SOAS)修士課程修了。文学博士(東京大学)。専攻はイスラーム学。日本学術振興会特別研究員。横浜国立大学や法政大学で非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    著者の大川玲子氏はイスラーム学の研究者。本書の写真の大半も著者自身によるもの。クルアーン(コーラン)の写本の変遷史を語るのだが、同時に本書はクルアーンそのものの入門書的な要素も持っている。クルアーン写本は初期のクーフィー体にはじまり、ナスフ体など、ここには8つの書体が美麗な文字と独特の装飾を施されて展開される。周知のように、イスラームでは偶像崇拝を厳格に否定しているために、これらの写本には具象的な絵がない。聖書の写本との大きな違いだ。その代わりもあって、文字そのものの美しさが追求されてきたのだろう。

  • Koning

    クルアーンの写本をイスラーム建築等とともに美しいカラー写真で紹介してくれる本。本文中ではきちんとクルアーンになってるし著者がイスラーム研究者なので書かれてる情報もアレ?ってのがない。クーフィー体と一口に言ってもやはりそこは写本だけに個性溢れる文字のスタイルがある。書体もナスフにナスタリークにetc.と色々あるし写本を装飾するセンスの凄さも合わさって見応えは十分。デジタル化や朗読にも言及されてるし検索ワードとして気になる物を探せば芋づるで色々見れるかと。イスラームやクルアーンそのものは別の本で読みましょう

  • ひつじ

    イスラム教を勉強…と思って借りたらコーランに使われる字体の変遷の話でした。明朝体とゴシック体みたいな。ただ同じ文字かってくらい見た目違う気がする。装丁が素晴らしくてわくわく。次はちゃんとイスラム教の勉強しよう。

  • Christena

    美しい写本の写真がカラーで多く掲載されている。ムハンマドからのイスラームの歴史も。クルアーン写本にだけ用いられるアラビア文字の字体もいろいろ。見ているだけで愉しい本。

  • ぶらり

    オルハン・パムク「わたしの名は紅」で繰り広げられる細密画師の世界を垣間見ることが出来るコーランの写本の歴史と美。「わたしの名は紅」の”蝶”は後に絨毯のデザインに転身したとあるが、この本をみると日本でも人気のペルシア絨毯がコーランの美術の延長線上にあることがよく分る。

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