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配達あかずきん 成風堂書店事件メモ

大崎梢

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488487010
ISBN 10 : 4488487017
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2009
Japan

Content Description

「いいよんさんわん」―近所に住む老人から託されたという謎の探求書リスト。コミック『あさきゆめみし』を購入後失踪した母を捜しに来た女性。配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真…。駅ビルの六階にある書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵が、さまざまな謎に取り組んでいく。本邦初の本格書店ミステリ、シリーズ第一弾。

【著者紹介】
大崎梢 : 東京都生まれ。元書店員。2006年、書店で起こる小さな謎を描いた『配達あかずきん―成風堂書店事件メモ』を発表しデビュー。鋭くもあたたかな筆致が心地よい、期待の新鋭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さてさて

    『「並べる」という作業がけっこう難題』と、『本』の山と格闘し、届くのを待つ人の元へと大切に『本』を配達してくれる、普段意識することの少ない書店員さんの存在。『本』が扱われる舞台裏を知って、『本』を扱う書店員さんを知る、それは、私たちの中で『だいじな本』となるかもしれない『本』を、それを待つお客さんの元へと心を込めて届けたいと願う書店員さんの熱い想いを見るものでもありました。サクッと切れ味鋭く解決されていくプチミステリーを見る物語。読後には『本』と『本屋さん』に一層の愛着が沸くことになる、そんな作品でした。

  • 射手座の天使あきちゃん

    痛恨事! なぜ? どうして今まで読まずに・・・ 悔恨・慙愧の念に堪えずです、大反省!! m(_ _)m  舞台は駅の本屋さん、書店員の若い女性二人が「日常の謎」を解く、なぁんて言われたら「本読み」として放っておけませんよねぇ(笑) 伏線も妙に複雑にせず、謎解きの視点がかなり鋭くて、かつ、ほのかな恋も絡んだり・・・と言うこと無し!!、風味絶佳、美味礼讃(こんな四字熟語あったっけ?) <(^_^;

  • kishikan

    駅に隣接したビル(つまり駅ビルか?)の6階にある本屋「成風堂」。この本屋に勤務する店員木下、またアルバイトの女子学生西巻。書店を舞台に、そして本がキーとなる事件・謎をこの女性達が次々と解決するというミステリー短編集。本屋が舞台となっているだけに、ミステリーファンの読書人には親近感を抱きやすいにくい舞台設定だ。シリーズものでもあり、すでにこの他2冊出版されているらしい。結局それも読んでしまうのだろうなぁ。

  • hiro

    初大崎梢さん作品。古書店が舞台の‘日常の謎’ミステリは、『ビブリア古書堂』と『東京バンドワゴン』シリーズが有名だが、この本は新書店が舞台の日常の謎5編の連作短編集。‘日常の謎’ミステリは、お仕事小説としても読めるものが多いが、この本も大崎さんの書店員としての経歴が活きていて、新書店のお仕事小説としても十分面白かった。また、殺人がない日常の謎といっても、結構危ない場面があり少しハラハラもし、最後はほっこりする内容のものもあり、短編それぞれバライティに富んでいて面白かった。またこのシリーズを読んでみようと思う

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止

    成風堂書店事件メモその1。連作短編集。本格的な書店ミステリーで書店の謎解きがイイ。主人公じゃなくバイトの多絵ちゃんが探偵役なんですね。表題作やパンダは囁くなんかがお気に入り。

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