Books

さよなら願いごと 光文社文庫

大崎梢

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334100049
ISBN 10 : 433410004X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan

Content Description

心躍る夏休み。琴美は、近所で起きた不思議な盗難事件の解決に大奮闘。祥子の母親への疑念は、三十年前の女の子の殺人事件の謎とつながる。沙也香は、新聞部の企画で町にある廃ホテルについて調べ始める。のどかな田舎町で思いがけない謎に出会った子どもたち。謎は意外なつながりを見せ、子どもたちは解明に突き進むのだが―。輝きと驚きに満ちたミステリー。

【著者紹介】
大崎梢 : 東京都生まれ。2006年、書店勤務の経験を生かした連作短編集『配達赤ずきん』でデビュー。ジュブナイルから本格ミステリー、家族小説まで、幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • よっち

    三人の少女を繋ぐ町であった殺人事件。夏休み、置き去りにされた謎を追いかける彼女たちに、想像もしていなかった危険が迫る青春ミステリ。祖父の農業を手伝い琴子たちと遊んでくれたお兄さんの正体、祥子の想い人・土屋が告げた意外な疑惑、そして新聞部の沙也香が調査する廃ホテルの事情から思わぬ形で繋がってゆく三十年前の事件。彼女たちの捜査はわりと危なっかしくてハラハラすることもありましたけど、エピソードの繋がりを垣間見せながら、パズルのピースを組み合わせてゆくように真相が浮かび上がってくる構図はなかなか上手かったですね。

  • mayu

    山間の集落、白沢町が舞台。田舎の風景と共に日常の謎を解決していくかと思いきや、10歳の女の子が殺される殺人事件が起こる。ザワザワとした不穏な空気が章を進むごとにジワジワと広がる。先の気になる終わり方の連続に、読むのが止められない。所々気になる所はあるけれど、次々に主人公が変わりながら繋がっていく物語は上手く作られてるなぁと思った。かわいい装丁や花の名前のついた章のタイトルからは想像もできないしっかりミステリーだった。

  • のんちゃん

    舞台は神奈川県、丹沢のそばの集落、白沢町。 この町での小学生、中学生、高校生がそれぞれの短編の主人公達だ。一見、何の関係もない物語と思える3編は最終章で見事に繋がり、素晴らしい解決をみる。小学生編と中学生編のラストが不穏な場面で終わるので、高校生編では、いろんなミスリードが企まれ、読者の予想は膨らむ。ハラハラドキドキ感もあり、勿論謎追いの興味も惹かれ、ノンストップ読書となった。ラスト、高校生がこの世の哀感を感じながらも、それでもこの世の希望の光を感じるシーンが素敵だ。花によせた短編名もまた素敵だと思った。

  • ぜんこう

    同じ町が舞台だが、小学生、中学生、高校生と異なる女の子が主人公で話が進む。共通してるのは30年前の小学生の女の子の殺人事件と途中で死亡した無罪を訴えた容疑者。そして最終章でぜんぶの話がつながる。大崎梢さんにしては、かなりヘビーなお話でした。

  • さくさくと♪ジャケより内容は重たかったです…。小学生から高校生が順番にメインキャラとなるものの、皆さん、しっかりしすぎだわ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items