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400年生きるサメ, 40000年生きる植物(仮)生物の寿命はどのように決まるのか Dojin選書

大島靖美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784759816853
ISBN 10 : 4759816852
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan

Content Description

ニシオンデンザメ―400年、ホッキョククジラ―200年、アルダブラゾウガメ―180年、トガリネズミ―1.5年、黒サンゴ―4,000年、ベニクラゲ―不老不死?…動物の最長寿命にはなぜこんなに幅があるのか?タスマニアロマティア―40,000年、クレオソートブッシュ―11,000年、パルメットヤシ―10,000年、トウヒ―9,500年、イガゴヨウマツ―5,000年、ポシドニア・オセアニカ―100,000年?…植物の最長寿命はなぜこんなにも長いのか?生物の寿命を支える要因とは何か。動物から植物まで、生物の寿命をめぐって近年どのような研究が進んでいるのかを幅広く解説。いわゆる百寿者の長寿の秘密や老化の研究も含めて紹介する。

目次 : 第1章 400年生きるサメ、4000年生きるサンゴ―動物の寿命/ 第2章 4万年生きる植物―植物の寿命/ 第3章 マウスなど哺乳動物の寿命の研究/ 第4章 データで探るヒトの寿命の研究/ 第5章 百寿者の長寿の秘密/ 第6章 植物の寿命の研究/ 第7章 生物の寿命決定メカニズム/ 第8章 われわれの寿命をできるだけ長くするための要点/ 第9章 年齢・寿命の測り方

【著者紹介】
大島靖美 : 1940年神奈川県生まれ。69年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。九州大学薬学部助手、米国カーネギー発生学研究所博士研究員、筑波大学生物科学系助教授、九州大学理学部教授、崇城大学教授を経て、九州大学名誉教授。理学博士。専門は分子生物学、分子遺伝学(線虫、微生物、植物)。1975年に日本薬学会宮田賞および日本生化学会奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • bapaksejahtera

    動植物を含む様々な生物の寿命につき包括的に述べる。大学生に基礎書籍としては良いのだろう。但し地下茎や根で同じDNAを共有しつつ群体を作る植物や、個体史の中で一旦ポリプとなって底面に着床するようなクラゲ類と、我ら哺乳類を一律に論ずるのは一般人にはいかがだろうか。著者も紙幅の多くを人間の寿命健康に割いており、分けて論ずる方が宜しい。兎も角も健康長寿について、今日の科学の進展記述を通じ、どのような生活が望ましいかを分かり易く書いていると思う。炭水化物中心の少食を貫き、老いては植物中心の蛋白が長寿には良いらしい。

  • にしがき

    👍👍 著者が動物、植物、ヒトの寿命に関する論文を読み漁り、グラフや表に纏めている点はすごいと思う。が、論文紹介で終わっていてワクワク感がないのが残念。/面白かったところは以下。植物もカロリー制限(光の制限)があると寿命が伸びるらしい。タンパク質多めより少なめの方が良い。寝過ぎも良くない。以上。/寿命はプログラムされている、という興味深いコメントを入れているので、そのことを深く知りたかった。

  • オリマー

    面白かったです。何が寿命を伸ばすのか植物と動物それぞれについて考察があり、群体かどうかという点とどこまで遺伝子に規定されるかという点が大きな差を生むとわかりました。長生きしたい人にもおすすめの本です。

  • jackbdc

    ヒト及び動植物の長寿や要因の分析をまとめたもの。印象に残った点を3つ、1.ベニクラゲが不老不死は本当か:さすがに証明は難しいが若返り現象自体は確認されているとのこと。有性生殖への進化と引き換えに若返りが出来なくなったのではなかったのか?進化論的にどのように解釈できるのかも興味あり。2.意外と多い動物のセンチュリオン:鶴亀以外にも鯉、鮫、トカゲ、コウノトリ、ハゲ鷲、ロバ、鯨など長寿の鳥獣が多いのには驚いた。3.サンゴや竹など群体生物の生命概念とは?:多細胞生物がクローン化で生き残り可能なのか気になる。

  • 朝ですよね

    70%程度へのカロリー制限は虫やヒトといった種を問わず寿命が伸びる。寿命の長い高齢者はタンパク質が少なめで野菜の摂取が多い。ただし、60歳以下といった活動的な世代は十分なタンパク質が必要という示唆もあり、正しい摂取量というのはよく分かっていない。1週間でメッツ・時22.5〜40という指標は覚えておきたい。人間の寿命を伸ばすために良い事は、概ね常識的にやるべき・やらないべき内容と同じだったと思う。植物の寿命も取り上げられており、群体を形成する木は特に寿命が長いなど、高寿命植物がいくつか紹介されていた。

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